2007年05月

2007年05月31日

鳩の目TV1「世紀末の細川VS細川天下分け目の戦い」のためのイラスト

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鳩の目TV1「世紀末の細川VS細川天下分け目の戦い」のためのイラスト
1993
205×142ピクセル
雑誌「鳩よ!」マガジンハウス 1993年12月号 p.17
Courtesy Gallery Cellar

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中ザワさん、なんですかこの巨乳の女は。
え?細川ふみえ?
知ってるの?
わかんないから顔を描いてないの??

そいやあ、こないだ細川ふみえがテレビに出てましたよ。
私、久しぶりに見ましたが。
ちゃんとどういう女性か見てください。
いまさらですけど。


2007年05月30日

脳内混色絵画 C2M1Y1 #3

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脳内混色絵画 C2M1Y1 #3
2007
71.1×71.1cm
油性溶剤デジタルプリント、合成樹脂、アルミフレーム
発表歴:2007 個展「脳内混色絵画」ギャラリーセラー(名古屋)
Courtesy Gallery Cellar

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中ザワ「ちょっと、手伝ってもらえる?」
藤田「は、はい、な、なんですか?」
中ザワ「これを持って、さぁ新宿に行くよ」
藤田「え?なんですかこれ、新宿って何しに?」
中ザワ「今度7月25日から29日まで、前本彰子さんとの二人展があるんだよ。
新宿ゴールデン街で脳内混色絵画を展示するんだ」
藤田「ゴールデン街って、飲み屋の街ですよね?」
中ザワ「そう、さあ行くよ!!」

ということで、
今日は脳内混色絵画を運んで、
実際展示をする新宿ゴールデン街でDMの撮影をします。
どの作品がDMに掲載されるかは、出来上がってからのお楽しみですが、
もしかしたら本日の一品の作品かもしれませんね。

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中ザワヒデキ+前本彰子 二人展
「DARK SEED : 03 -- 明けない夜」
すみれの天窓、新宿
2007年7月25日〜29日


2007年05月29日

SEASCAPE II (Afternoon)

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SEASCAPE II (Afternoon)
1982
53×72.8cm
油絵具、キャンバス
発表歴:1982 千葉大学美術研究会展、2004 個展「中ザワヒデキの原点展: 1980年代アクリル絵画」ギャラリーセラー(名古屋)
Courtesy Gallery Cellar

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天気いいですね。
そろそろ海が恋しいです。
中ザワさんの作品にそういうものを見つけました。

「SEASCAPE」というタイトルの作品は
I
II
III
と3部作になってますが、今日はIIで行ってみよう!

この季節よりちょっとあとじゃないか?と思いますが、
海の色の深みが見て取ってわかります。
青と赤の塗りたくり&混ざり具合がたまりませんっ!
上から塗られた黒がぐちょぐちょしている部分なんてしびれます。

中ザワ「藤田さんは絵具が塗りたくってるの好きだから」
あっ・・・すいません、はいそうです(笑)。

ちなみに右下のサインで分かるとおり、
25年前の夏の風景のようです。
え?四半世紀前??


2007年05月28日

中ザワヒデキ侯爵のやさしくアート講釈7「デュシャンの有名な"便器"作品とは?「泉」」の図版

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中ザワヒデキ侯爵のやさしくアート講釈7「デュシャンの有名な"便器"作品とは?「泉」」の図版
1991
270×300ピクセル
雑誌「Tokyo Walker」角川書店 1991年6月18日号 p.79
Courtesy Gallery Cellar

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昨日の松井茂さん、建畠晢さんのトークの中で、
建畠さんがこのデュシャンの便器「泉」について触れてました。

便器だけに、性的なものをイメージするとは思っていたのですが、
「上水道と下水道をつなぐ便器を逆に置いている。これは都市論だ」
という話には、びっくりしました。

昔から美術評論家の人が使う言葉って、独特だなと思ってました。
「作家のキモチ、分かるじゃんコレ」といえばいいのに、
「作り手と意識を共有する」とか言ったりしてさ。
それでこの便器が都市論に結びつくだなんて。
無謀だ!強引だ!と思っているうちは、評論家にはなれないんだろうな。
まあそれこそ無謀ですけど。


2007年05月27日

歌曲「順序」

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歌曲「順序」
[音楽作品]
2006
発表歴:2006 トーキョーワンダーサイト本郷(第一番〜第四番、初演者:PreAva)、2006 国際芸術センター青森(第五番、第六番、初演者:松井茂(キーボード)、中ザワヒデキ(声))、2006 アップリンクファクトリー(渋谷)(第一番、第二番、鈴木悦久、足立智美)
収録:2006 CD「中ザワヒデキ音楽作品集」ナヤ・レコーズ

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今日は、表参道のナディッフで、
中ザワさんと「方法」の活動をしていた詩人・松井茂さん、建畠晢さんによる
松井茂の詩集の発売記念の鼎談があります。

いまさらですが、
松井さんと中ザワさんのコラボレーション(?)の作品があると知りました。
それは、本日の一品である、歌曲「順序」です。

もともとあった松井さんの詩「順序」。
松井さんは、この詩について、中ザワさんに作曲を依頼。
そこで出来上がったのが、歌曲「順序」なのです。
第一番から第六番まであり、画像は第一番の楽譜です。

松井さんは二十字二十行の原稿用紙に詩を書くので、
こういったフォーマットです。
指示にあるように、数字とドレミの音は一致しています。
演奏者は楽器でその音を鳴らしながら、同時に声楽者が数字を読み上げます。
数字を左上から右へ向かって読み、改行するときに息継ぎをします。

単調に思われるかもしれませんが、案外そうでもありません。
むしろ一緒に声をあげてみたくなります。
・・・気になった方は、ぜひCDを聞いてみてください。


2007年05月26日

中ザワヒデキ侯爵のやさしくアート講釈6「自然を幾何学的形態へと還元した『キュビスム』」の図版

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中ザワヒデキ侯爵のやさしくアート講釈6「自然を幾何学的形態へと還元した『キュビスム』」の図版
1991
270×300ピクセル
雑誌「Tokyo Walker」角川書店 1991年6月11日号 p.79
Courtesy Gallery Cellar

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突然ですが、皆さんはどういった絵が好きですか?
私は思想抜きで、絵画表現だけだとキュビスムとかかな、と思ってます。

え?キュビスムってなに?って??

本日の一品がそうです。
・・・ってもわかりにくいですよねー。
キャンバスなどの平面に、立体的に描こうとするのがキュビスム。
元絵は、画家ブラックの「レスタクの家々」という作品だそう。
留守宅の家々じゃないです。
いえいえ、家に見えないんですけど???

**追伸
マチスはこの作品を見て、
家ではなく「立方体(キューブ)」に見えたので、
そこからキュビスムという名が付いたということです。


2007年05月25日

不良少年のパソコン学再び第7回「変換する(その2)」のためのイラスト

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不良少年のパソコン学再び第7回「変換する(その2)」のためのイラスト
1994
480×580ピクセル
雑誌「ASAhIパソコン」朝日新聞社 1994年4月15日号 (no.125) p.97
Courtesy Gallery Cellar

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昨日に続き、
本当に荻窪さんは「変換する」を連続してネタにしています。
この画像の通り、今回がやっと「かな漢字変換」の変換について文章を書かれています。

>「あいしてる」と入力して、
>「愛してる」と変換するのがすごい。

みたいなことを荻窪さんは書いています。
・・・すごいって?!すごいことなのか!!
まあ確かに、本日の一品みたいな変換したら困りますよね。



2007年05月24日

不良少年のパソコン学再び第6回「変換する」のためのイラスト

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不良少年のパソコン学再び第6回「変換する」のためのイラスト
1994
480×580ピクセル
雑誌「ASAhIパソコン」朝日新聞社 1994年4月1日号 (no.124) p.117
Courtesy Gallery Cellar

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昨日の「POCARI SWEAT」らしきものも見える、
本日の一品、今日の「不良少年のパソコン学再び」の画像。

お題は「変換する」です。

この作品はお金がジュースに「変換」する、ということを表してるんですね。
手元にたまたま「不良少年のパソコン学再び」の実際の記事があるので読んでいると、
執筆者の荻窪圭さんの説明するパソコン用語としては、
入力したひらがなが漢字になる、とか、記号になる、
という「変換」を説明したいようです。

ちなみに荻窪さんによると、
どうやら「変換する」ことだけで10回分の連載ができるほどの出来事らしいです。
えー、そうなの??


2007年05月23日

POCARI SWEAT

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POCARI SWEAT
1987
22×16.5cm
アクリル絵具、鉛筆、紙ボード
発表歴:2004 個展「中ザワヒデキの原点展:1980年代アクリル絵画」ギャラリーセラー(名古屋)
個人蔵

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いやぁ、暑くなってきました。
ポカリスエットがおいしい季節です・・・あれ?
中ザワさんがポカリスエットの絵を描いてる。

ポカリスエットと中ザワさんが結びつく思い出があります。
私が美学校へ行っていたとき、中ザワさんを知ることになったのですが、
「方法主義宣言」を読んで、賛成か反対かという議論をするという授業でした。
「よく分からない」と私たち生徒が言うと、
「これはポカリスエットのようなもの」と中ザワさん。
「体にいいと言われて登場したけど、おいしくない(おいしくなかった)でしょ?
 方法もそういうもの」
と理屈こねた説明を受けて、ホー・・・と感心したものです。

で、この絵について、
「僕はペンのような硬いものでないと線が描けなかったんだ。
 筆のような柔らかいものでは線を描く実感がわかなくて」
と中ザワさん。
つまり、まず下地に黒を塗って、乾いたらその上に白を塗り、
白が乾かないうちに画面を引っかいて、枠の線や数字を描いていき、
さらに白もすべて乾いたあとの画面に、鉛筆で顔などを描いている、
という作り方をしているんだそうです。

「それと、署名が漢字なんだよ。
 1983年から中ザワヒデキを使ってるんだけど、
 一年くらい本名の中沢英樹に戻したときがあって、そのときの作品だね」

これまた理屈こねた説明で、ホー・・・と感心。
ヒデキって英樹って書くんだ!と妙なところに引っかかってみたり。
ん??そーじゃなくてー・・・、
なぜポカリスエットを題材にしたかってことを知りたかったんだけどな。
ま、いっか。


2007年05月22日

鳩の目TV2「歌は世につれ、セットも時代背景につれて」のためのイラスト

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鳩の目TV2「歌は世につれ、セットも時代背景につれて」のためのイラスト
1993
205×142ピクセル
雑誌「鳩よ!」マガジンハウス 1994年1月号 p.17
Courtesy Gallery Cellar

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カラオケって好きですか?
こないだ私はカラオケのためだけに電車に1時間くらい揺られて出かけました。

一緒に遊んでいた仲間は2〜5歳上の年齢の人たち。
でもね、まったく歌う歌が合わないんです。
とくにアイドル系が。

それを思い出した本日の一品。
中ザワさんによると森高千里のつもりらしいです。
ちなみに中ザワさんの十八番は「ピンクレディ」だもんね。


2007年05月21日

1997年5月のまるちめ日記のためのビジュアル

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1997年5月のまるちめ日記のためのビジュアル
1997
480×640ピクセル
雑誌「CD-ROM Fan」 (株)毎日コミュニケーションズ 8月号 (vol. 4-8 no. 40) p. 129
Courtesy Gallery Cellar

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昨日紹介したまるちめ日記から1年後のまるちめ日記。
人間って一年でこんなに表現が変わっていいのか!?と思ったので紹介します。

というか、本日の一品の制作年は1997年、
そう、中ザワさんが美術家として活動を始めた記念すべき年です。
6月に美術家となって初めての個展が行われていて、
出品作のひとつに「色光による二声のポリフォニー」という作品がありました。

その「色光による二声のポリフォニー」は、
2つのモニターから成り、
シアン・マゼンタ・イエロー・レッド・グリーン・ブルー・黒が、
画面に一定の規則で出てくるように見せていた作品。

本日の一品はその規則を楽譜のように見せたものです。
例えば一番右の列を見ると、
一番上が、左=黒・右=レッド、
次は、左=レッド、右=イエロー、
となってますよね。
二つ並んだモニターもこれに合わせて、
左=黒・右=レッド、左=黒・右=イエロー、
と変化して映し出していたそうです。

先ほど「人間って一年でこんなに表現が変わっていいのか!?」と思ったのですが、
中ザワさんが2000年から始める「方法」の規則性のようなものも感じます。
それに10年たった現在の作品である、
「灰色絵画」「脳内混色絵画」と色づかいが変わってないことにも気づいたりします。

(追伸)
中ザワさんからのツッコミ
「これ、ピクセルみたいに見えるでしょ?
 それが3Dでのボクセルになったら・・・デジタルネンドなんだよ」
あら、気づきませんでした。
中ザワさんの作品、全部つながってるんだ、オヨヨ。

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ギャラリーNWハウスでの展示「色光による二声のポリフォニー」

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この画像は2005年にプリントハウスOMから出版された
リトグラフ「まるちめ日記」の一部に小さく使われており、
単独でポストカードにもなっています。
リトグラフ「まるちめ日記」ならびにポストカードが発表されたことがあります。

2005 グループ展「ポストカード展」ギャラリーOM、2005 個展「中ザワヒデキの展開展: 1990年から96年までのバカCG」ギャラリーセラー


2007年05月20日

1996年5月のまるちめ日記のためのビジュアル

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1996年5月のまるちめ日記のためのビジュアル
1996
480×640ピクセル
雑誌「CD-ROM Fan」 (株)毎日コミュニケーションズ 8月号 (vol. 3-8 no. 28) p. 149
Courtesy Gallery Cellar

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今日はとても天気がよかったですね。
自転車に乗って、ついつい空を見上げてしまいました。
・・・ん?空に何かいる??
と思い出したのが、今日紹介する11年前の5月のまるちめ日記です。

中ザワさんによると、その年の夏に発売されたデジタルネンドの広告の模写だそう。
右端に書かれている フラミンゴさん」というのは広告のデザイナー、
左端に書かれている「武藤さん」というのはこのコピーを考えたコピーライターさん。
3Dのタコがデジタルネンドで作られたものです。

でも今日の藤田は空を見上げてもタコは見つけられなかったな。残念。

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この画像は2005年にプリントハウスOMから出版された
リトグラフ「まるちめ日記」の一部に小さく使われており、
単独でポストカードにもなっています。
リトグラフ「まるちめ日記」ならびにポストカードが発表されたことがあります。

2005 グループ展「ポストカード展」ギャラリーOM、2005 個展「中ザワヒデキの展開展: 1990年から96年までのバカCG」ギャラリーセラー


2007年05月19日

同一の二枠第五番

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同一の二枠第五番
2004
[WEB作品]
http://aloalo.co.jp/nakazawa/method/work036f/frames005.html
発表歴:方法第36号
Courtesy Gallery Cellar

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アキラくんへ

今日「一品ブログ見てるよ」って、ありがとう。
でも、4月19日にアップした「同一の二枠第一〇番」「動かない」って言ってたね。

本日の一品
「同一の二枠第五番」も同じなんだけど、
このURLを開いてただけじゃ何も面白くないんです。
開いた画面の端、どこでもいいから、ウィンドウの端をひっぱって、
ウィンドウの大きさを変えてみてください。
・・・変わったでしょう?
どう変わったかなんて言ってしまうのは惜しいから書かないけど、
ウィンドウを大きくしたり小さくしたら楽しめるんだよ。
真ん中にあるフレームを、右に寄せたり左に寄せたりしても面白いし。

すごい単純な、でも、すごい楽しめる、
そんなインタラクティブアートって、まさにこの一品だと思うんだけど、
アキラくんはどう思った?また聞かせてね。

方法第36号


2007年05月18日

HAPPY TALK「FLY」のためのイラスト

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HAPPY TALK「FLY」のためのイラスト
1991
275×1280ピクセル
雑誌「HAPPY TALK」 (株)アスク講談社 1991年2月1日号 YEAR1,2号/通巻第11号 pp. 1-5
Courtesy Gallery Cellar

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昨日は天気が不安定でしたね。
どしゃぶりの中、歩き回ってしまった、なんて人もいるかもしれません。
私が出掛けようとドアを開けたときは、
カラッと晴れた夏の空・・・ってかんじでした。
そんな空、飛び回ってみたいですね。


2007年05月17日

名画のつづき NO.12:佐伯祐三・広告(ヴェルダン)

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名画のつづき NO.12:佐伯祐三・広告(ヴェルダン)
1991
1580×303ピクセル
雑誌「Tokyo Walker」角川書店 1991年9月24日号 ページ数調査中
Courtesy Gallery Cellar

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最近、上野にある美術館に行ったら、
佐伯の作品がありました。

テレビで見たのだけど、
佐伯がこの絵を描いた時期を含む2回目の渡欧をしたのは、
冬をはさんだたった数ヶ月だったそうで、
だから街が暗く見えるんだそうです。

でもね、中ザワさん。
こんなに落書きしちゃだめでしょ。
もしや中ザワさんグラフィティ・アーティスト??


2007年05月16日

15個の滑車と6個の重りのあるロープ第一番

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15個の滑車と6個の重りのあるロープ第一番
2003
ロープ、滑車、砂袋
発表歴:2003 個展 ガライアス・ヴィジュアル・スペース(ニューヨーク)

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私はこの作品の実物を知りません。
もしかしたら読んでいる日本の皆さんも知らないかもしれません。
なのでこの画像で想像することにします。

画像だけで見ると、土のうのような袋が天井からぶら下がっているようです。
スーパーマリオとか、そういったゲームで上から敵がやってくる構図みたい。
と思ったら、全然違うんですね。

というのも、シミュレーターを見ていたら、
ロープはひとつの曲線を表していて、
土のうのような袋である重しは、ロープを曲線にするための物体に過ぎないようです。

しかし、なぜこんな大げさな仕組みにしたのかしら?不思議です。

シミュレーター ポートフォリオ ガライアス・ヴィジュアル・スペース(ニューヨーク)での個展


2007年05月15日

鳩の目TV16「にわかにブームの骨董鑑定番組で温故知新」のためのイラスト

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鳩の目TV16「にわかにブームの骨董鑑定番組で温故知新」のためのイラスト
1995
205×142ピクセル
雑誌「鳩よ!」マガジンハウス 1995年7月号 p.34
Courtesy Gallery Cellar

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こないだ某ギャラリーの人としゃべってたら、
今またバブルだか好景気だからしくて、美術作品が売れているらしいです。

でも、テレビで鑑定するのとか見てたら、
「この壺は、何かあったときに売るようにっておじいちゃんが」
みたいなことを言ってる奥さんに
「1万円!」
とかいう現実を突きつけられたりするじゃないですか。
美術関係者として、果たして作品価値ってなんだろうなと思います。

2007年05月14日

不良少年のパソコン学再び第13回「初期化する」のためのイラスト

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不良少年のパソコン学再び第13回「初期化する」のためのイラスト
1994
480×580ピクセル
雑誌「ASAhIパソコン」朝日新聞社 1994年7月15日号 (no.131) p.125
Courtesy Gallery Cellar

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今日は5月14日、ごいし、碁石の日・・・ですが、絵は将棋です。

個展も終わり、中ザワさんもほっと一段落していることでしょう。
頭をリセットして、たまってる仕事をこなさなきゃ。
と私が言うまでもないのですが、
今日の一品「初期化する」ってそういう意味ですよね???
違ったかしら?
藤田の頭も初期化しなきゃダメかも?!

2007年05月13日

MAMA

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MAMA
1983
45.5×53cm
アクリル絵具、パステル、カンバス
発表歴:1984 千葉大学祭美術研究会展、2004 個展「中ザワヒデキの原点展:1980年
代アクリル絵画」ギャラリーセラー(名古屋)
個人蔵

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今日は母の日。
中ザワさんの作品って、そういうこと関係ない作品ばかりだから、
と思ってた矢先!
「MAMA」って文字、窓の外の赤いのはカーネーション?
(ああ、雲なんですか!)
と母の日ならでは、の作品を発見しました。

中ザワさんのお母さんは私は存じ上げませんが、
子どもが舌を出してしまういたずらや失敗をしても、
後ろで笑顔でいるような感じなんでしょうね。
ほほえましいですね。


2007年05月12日

脳内混色絵画 C1M1Y2 #5

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脳内混色絵画 C1M1Y2 #5
2007
71.1×71.1cm
油性溶剤デジタルプリント、合成樹脂、アルミフレーム
発表歴:2007 個展「脳内混色絵画」ギャラリーセラー(名古屋)
Courtesy Gallery Cellar

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今日は個展「脳内混色絵画」の最終日です。
中ザワさんとイラストレーターの都築潤さんの対談があります。

中ザワさんはビットマップで表現する、つまりピクセルで絵を描くようなかんじ、
それに対して都築さんはベクターで表現する、つまり線で絵を描くようなかんじ。
つまり表現方法が違う二人の対談で、
中ザワさんは「ニュー・ヒュレー」、都築さんは「ニュー・エイドス」、
と標榜しているところから、対談のタイトルが決まったそうです。

美術やイラストレーションの垣根を越えて、
80年代の日本のアートシーンやイラストレーションの世界や
いまどうなの現代美術?みたいな論まで、
たくさんの話が聞ける・・・はず。

そして都築さんには、
本日の一品である「脳内混色絵画」はどのように見えるのでしょうか?

ぜひ来てくださいね。

5月12日(土)午後3時〜 対談 都築潤氏を迎えて

中ザワヒデキ 脳内混色絵画


2007年05月11日

今月の美術美術学第8回「ザ・美術史」

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今月の美術美術学第8回「ザ・美術史」
1991
591×1440ピクセル
雑誌「GOMES」PARCO 1991年9月号 (no.29) p.9
Courtesy Gallery Cellar

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明日は中ザワさんとイラストレーター都築潤さんとのトークです。
80年代とか美術史の話が出てくると思うので、その予習?というわけ。
・・・いや、これで予習になってるのかは不明ですガ。

ただ言えるのは、中ザワさんと都築さんの話で、
バカCGについてのことが出てくるであろう、ということ。
バカCGについては、2月14日の一品「今月の美術美術学第9講「バカCGとは?」」も参照ください。

80年代とか90年代初頭とか、藤田はまだオコチャマだったのでよく知らんがー。
と逃げてる場合じゃないので、ちゃんと予習してトークに臨みたいと思ってマス。
はい。


2007年05月10日

脳内混色絵画 C1M1Y2 #1

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脳内混色絵画 C1M1Y2 #1
2007
71.1×71.1cm
油性溶剤デジタルプリント、合成樹脂、アルミフレーム
発表歴:2007 個展「脳内混色絵画」ギャラリーセラー(名古屋)
Courtesy Gallery Cellar

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名古屋のギャラリーセラーでの中ザワさんの個展もあと2日。
皆さん見に行きましたか?

作品タイトルについている「#1」は、
2月11日に紹介した「脳内混色絵画 C1M2Y1 #1」
4月28日に紹介した「脳内混色絵画 C2M1Y1 #1」と似ている配列を意味します。

タイトルの説明は、これまでも何度もしていますが、
本日の一品はY2、つまりイエローの比率が高いのです。

こうして並べて見ると、同じ「脳内混色絵画」なのに、
好きキライとか、気持ちいいとか悪いとか、感じてしまうのが不思議です。


5月12日(土)午後3時〜 対談 都築潤氏を迎えて

中ザワヒデキ 脳内混色絵画


2007年05月09日

竹道

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竹道
1986
103×72.8cm
アクリル絵具、紙、パネル
発表歴:1986 個展「初個展」ギャラリーアートワッズ(東京)
Courtesy Gallery Cellar

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新緑が心地よい季節ですね。
ということで、そんな作品を見つけました。

1986年の「初個展」では、1983年以降のものをすべて出したそうですが、
その中で新作として発表した3点のうちのひとつが本日の一品。
ちなみに2月2日紹介の「渓流」もそのひとつ。

それまでは紙など貼り付けたりしていたのですが、
3点の作品では「絵具だけで描く」ことをしたんだそうです。
とくにこの作品ではパールの入った絵具を多用しています。
日本風な感じですよね〜。
見ていたらちょっと散歩したくなったので、行って来ます。


2007年05月08日

脳内混色絵画 C1M1Y2 #4

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脳内混色絵画 C1M1Y2 #4
2007
71.1×71.1cm
油性溶剤デジタルプリント、合成樹脂、アルミフレーム
発表歴:2007 個展「脳内混色絵画」ギャラリーセラー(名古屋)
Courtesy Gallery Cellar

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よくよく見てください。
今まで紹介したことのないシリーズ、
つまり、黄色の配分が多い「C1M1Y2」です。

チェック柄?
と思わせるような「#4」。
いままでに「#4」のつく作品は紹介したことがないので、
この組み合わせはとても新鮮じゃないでしょうか?

私は女子高生のスカートを思い出してしまうチェック模様ですが、
皆さんはどうですか?
ギャラリーセラーの展示は今週末まで、
ホンモノを確かめにぜひ名古屋へGO!です。

5月12日(土)午後3時〜 対談 都築潤氏を迎えて

中ザワヒデキ 脳内混色絵画


2007年05月07日

三一字一七行の文字座標型絵画第六番のイ

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三一字一七行の文字座標型絵画第六番のイ
2004
60×35cm
顔料インク、紙
撮影:藤田千彩
発表歴:2004 「松澤宥と九つの柱 九相の未来−パーリー・ニルヴァーナに向かって」広島市現代美術館、2005 「大KATHY展〜謎の指令〜」リトルモア・ギャラリー(東京)、2007 「ART LAN@ASIA」横浜ZAIM(開催中・5月13日まで)
Courtesy Gallery Cellar

・・・・・

連休終わっちゃったし、月曜だし。
美術館休みだし、ギャラリーは何やってるのかな。
調べるのめんどくさいな。
・・・そんなアートファンの方に朗報です。
今日も横浜ZAIMはやってます、中ザワさんの作品も見られます。

中ザワさんに
「タイトルにある“31”と“17”に意味はあるんですか」
と聞いたところ「ない」との答え(意外!)。
広島での展示で、紙のサイズが決められて、
だいたいの(多くもなく少なくもなくという)比率と文字数になるよう、
意図から外れない程度に手を打つよう、
と割り出した行数と字数だそうです。

この写真じゃ、分かりにくいって?
じゃ、やっぱり現物を見にZAIMに行かなきゃ!


2007年05月06日

不良少年のパソコン学再び第16回「終了する」のためのイラスト

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不良少年のパソコン学再び第16回「終了する」のためのイラスト
1994
480×580ピクセル
雑誌「ASAhIパソコン」朝日新聞社 1994年9月15日号 (no.134) p.133
Courtesy Gallery Cellar

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ゴールデンウィークも最終日・・・。
ああ、もう終わっちゃうお休みが。
と思いながら、本日の一品も「終了する」がテーマ。

休みが終わるのとこの作品とは、ニュアンスが違いますが、
「終わる」って悲しいですよねー。

・・・はぁ、せつない(深いためいき)。


2007年05月05日

「アダルト・ホモビデオの稽古場」のためのイラストC

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「アダルト・ホモビデオの稽古場」のためのイラストC
1992
413×596ピクセル
雑誌「話の特集」 1992年5月号 (no.317) pp.16-24
Courtesy Gallery Cellar

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(5月4日の日記から続く)

したという経緯もあるようです。

そう考えると、これらのイラストも嫌悪感とか拒絶とかではなく、
実際きむさんがどういった内容を書いたのか、という興味が沸いてきます。
そして、きむさんがなぜこういうことをルポルタージュしていたのか、
彼の人間性を知りたいと思うのですが、もう会うことができないなんて。
人のめぐり合いの不思議さを考えさせられます。


2007年05月04日

「アダルト・ホモビデオの稽古場」のためのイラストB

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「アダルト・ホモビデオの稽古場」のためのイラストB
1992
196×567ピクセル
雑誌「話の特集」 1992年5月号 (no.317) pp.16-24
Courtesy Gallery Cellar

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(5月3日の日記から続く)
の文章に、中ザワさんがつけたイラスト。
きむさんはとてもこのイラストを気に入ってくれたそうです。
掲載後3、4年して、きむさんは、治ったアルコール中毒にまたなってしまい、
中ザワさんは会うこともなく、京都で亡くなってしまったそうです。
亡くなってから出版されたきむさんの本の装丁を、
中ザワさんは手掛け、またこのイラストを掲載(明日につづく)


2007年05月03日

「アダルト・ホモビデオの稽古場」のためのイラストA

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「アダルト・ホモビデオの稽古場」のためのイラストA
1992
300×300ピクセル
雑誌「話の特集」 1992年5月号 (no.317) pp.16-24
Courtesy Gallery Cellar

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ゴールデンウィークも後半戦、というのに
「一日一品」を見てくださる貴重な読者の皆様、
ありがとうございます。

そんな貴重な読者の皆様に、
貴重な中ザワさんのオシゴトをご紹介しましょう。
それが本日の一品。3点セットなので、今日から3日間で紹介します。

「話の特集」という、いまはもうない&私も知らない雑誌で、
「きむ・むい」というルポライター(明日につづく)


2007年05月02日

「中村と村上」展にて小沢剛ジゾイング中

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「中村と村上」展にて小沢剛ジゾイング中
1992
400×400ピクセル
発表歴:1992 雑誌「ガロ」(株)青林堂 1992年9月号 (no. 332) pp. 262-263 (初出)、1992 Tシャツ「中村と村上」東京展、1992 冊子「中村と村上」大阪展、1993 個展「赤裸々な束子」ギャラリーアートワッズ(東京) (紙に大きく拡大・現存せず)
Courtesy Gallery Cellar

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藤田「なんかすげぇ貴重なモノないですかね」
中ザワ「貴重って?」
藤田「連載とかじゃなくて、中ザワさんしか見てないとか描けないとか」
中ザワ「うーん、こういうのどお?」
(本日の一品を見せる)
藤田「ん?これなんですか」
中ザワ「小沢クン」
藤田「ああ、私が美学校に行っていたときの師匠、小沢剛ですか」
中ザワ「そう」
藤田「それがなにか?」
中ザワ「1992年夏に『中村と村上』展というのが、韓国ソウルで開かれて、
見に行った僕は、『中村と村上』展を手伝っていた小沢剛と会田誠に出会い、
彼らに感動したんだ」
藤田「ほぉ」
中ザワ「それはともかく!」
藤田「それはともかく?」
中ザワ「この展覧会で、池宮中夫(いけみやなかお)というダンサーが、
ソウルの路上で問題アリ的なパフォーマンスを見せたわけ」
藤田「ふむふむ」
中ザワ「その最中に、小沢クンが池宮中夫の額にジゾウイングをしたんだ!
その場面をデッサンしたようす」
藤田「え、じゃあこの右の帽子被ってメガネしてるの、小沢さんですか」
中ザワ「そう。後ろにいるのは・・・信号のところは小山登美夫だし、女性は西原みん」
藤田「ひょぉぉー、知らない時代の話だぁぁぁ」


2007年05月01日

脳内混色絵画 C2M1Y1 #2

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脳内混色絵画 C2M1Y1 #2
2007
71.1×71.1cm
油性溶剤デジタルプリント、合成樹脂、アルミフレーム
発表歴:2007 個展「脳内混色絵画」ギャラリーセラー(名古屋)
Courtesy Gallery Cellar

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今日は平日、名古屋のギャラリーセラーも開いてます。
4月28日にも紹介した「脳内混色絵画C2M1Y1」のシリーズです。

「#2」とかの番号ってなに?
・・・いいところに気づきましたね?

4月21日に紹介した「脳内混色絵画 C1M2Y1 #2」と見比べてみてください。
配列が似てますよね?
そう、色の配分は異なりますが、並び方は同じのものは、同じ番号が振られています。
でも完全な色違いじゃないんで、まったく違う作品にも見えますね。
そうしてみると、他のはどう見える?と楽しみになります。

それと告知ですが、この展覧会開催に関連して、
5月12日(土)午後3時より、
中ザワさんとイラストレーターの都築潤さんのトークがあります。
皆さんお誘いの上、ギャラリーセラーへいらしてね!


中ザワヒデキ 脳内混色絵画


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