美術美術学

2007年09月16日

今月の美術美術学第10講「未来派野郎」

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今月の美術美術学第10講「未来派野郎」
1991
591×1440ピクセル
雑誌「GOMES」PARCO 1991年11月号 (no.31) p.9
Courtesy Gallery Cellar

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「天高く馬肥ゆる秋」という書き出しで選んでしまった、今日の一品。

そう考えると、この「美術美術学」なんてとくに、
中ザワ作品の「ビジュアル」というより、
中ザワ作品の中にある「テキスト」に魅かれてしまってる
・・・ってことになるのか?

そもそも作品、一日一品で紹介すべきところの作品というのは、
絵やイラストのような「ビジュアル」というものではないんだろうか?

であれば「美術美術学」は何を楽しめばいいのだろうか?
んーんーんー。
右上に「ウンチクしたいアナタに贈るもんだぁーと講座ョ」だって。
・・・すいません、ウンチクしたいワタシです。

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2007年08月20日

今月の美術美術学第6講「日本のゲンビ」

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今月の美術美術学第6講「日本のゲンビ」
1991
591×1440ピクセル
雑誌「GOMES」PARCO 1991年7月号 (no.27) p.9
Courtesy Gallery Cellar

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「美術美術学」(ピチピチギャル、って読むらしい)って、
1991年の作品だったんですね。

美術史を勉強するというのは、
過去の美術の楽しさを知るだけでなく、
いまの美術の位置を再認識できる行為だと思ってます。

とくに今回のような時代って、どきどきしますよね。
具体の激しさって今はないのかしら、
ハイレッドセンターはバカバカしいよね、
位相−大地を見たかったな、
もの派は落ち着いているけど難しいところがステキ、
とかなんとかかんとか思ってしまうのです。

夏休みもあと少しで終わります。
私もこれを機会に、
美術館に行ったり、本をたくさん読んだりして、
もっと美術史を勉強しよう!っと。

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2007年07月17日

今月の美術美術学第2講「レディメード」

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今月の美術美術学第2講「レディメード」
1991
591×1440ピクセル
雑誌「GOMES」PARCO 1991年3月号 (no.23) p.9
Courtesy Gallery Cellar

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レディメード、既製品を使ったアート、ってことですね。

デュシャン好きな人を中心に、美術専門用語としては普通に使いますね。
「デュシャンて何?」っていう世の中のほとんどの人からすると、
「レディメードって何?」って感じでしょうか。

アパレル界でも、オーダーメイドの逆に、既製服って意味で使われたりしますが、
いまはどっちかっていうと美術専門用語なのかな?

そういえば、昔英語が達者な人に、
「ワークショップって何屋さん?」
って聞かれたことがあります。
これも美術専門用語の部類なんでしょうか。

「美術専門バカになりたくないなあ」と思う藤田は、
この秋創刊の女性誌のアート欄原稿を書き上げるのでした。
あ、今日発売の美術手帖、
美術館に付いてるレストランの部分書いてます。
美術ライターっていうより、グルメライターな感じです。
画材屋さんとかも取材したから、やっぱり美術ライターですけど。
ぜひ読んでくださいね。


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2007年06月13日

今月の美術美術学第11講「コトバアソビ」

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今月の美術美術学第11講「コトバアソビ」
1991
591×1440ピクセル
雑誌「GOMES」PARCO 1991年12月号 (no.32) p.9
Courtesy Gallery Cellar

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ライターという職業上、
言葉って敏感にならざるを得ません。
本日の一品のような話題は、とても気になるのです。

中ザワさんの文章に出てくる、
マグリットの「これはパイプではない」とか、
高松次郎の「この七つの文字」とか、
最初見たときはびっくりを通り越して、笑うしかありませんでした。
学術的な見解をすれば理屈があるのでしょうが、
「えーそれでいいのー」みたいな、
「そんなことをもっともらしくてスゴイなー」みたいな、
そういう感覚を覚えた私。

この文章には出てきませんが、
デュシャンの「L.H.O.O.Q」は「彼女のお尻は熱い」という意味だとか、
案外「はぁ??ふざけおってからに」と言わせるような
タイトルだったり内容が、現代美術の作品には多いんですよね。

と考えると、例えば昨日紹介した、
中ザワさんの「二九字二九行の文字座標型絵画第二番」も、
難しそうだけど当たり前のことしか言ってない!
なーんだ、
って思いますよね。


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2007年05月11日

今月の美術美術学第8回「ザ・美術史」

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今月の美術美術学第8回「ザ・美術史」
1991
591×1440ピクセル
雑誌「GOMES」PARCO 1991年9月号 (no.29) p.9
Courtesy Gallery Cellar

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明日は中ザワさんとイラストレーター都築潤さんとのトークです。
80年代とか美術史の話が出てくると思うので、その予習?というわけ。
・・・いや、これで予習になってるのかは不明ですガ。

ただ言えるのは、中ザワさんと都築さんの話で、
バカCGについてのことが出てくるであろう、ということ。
バカCGについては、2月14日の一品「今月の美術美術学第9講「バカCGとは?」」も参照ください。

80年代とか90年代初頭とか、藤田はまだオコチャマだったのでよく知らんがー。
と逃げてる場合じゃないので、ちゃんと予習してトークに臨みたいと思ってマス。
はい。


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2007年04月16日

今月の美術美術学第5講「芸術と金」

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今月の美術美術学第5講「芸術と金」
1991
591×1440ピクセル
雑誌「GOMES」PARCO 1991年6月号 (no. 26) p. 9
Courtesy Gallery Cellar

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しばしば、美術作家さんと話していると、
「お金とは」という話になります。

どんなことでもそうでしょうし、
何かのコマーシャルでも言ってましたが、
「よーく考えよう〜お金は大事だよー」
なわけです。

という次元じゃなくて、
本日の一品はお金をモチーフにした作品を紹介した文章。
ウォーホルや赤瀬川さんや森村さんが、現実のお金を真似て作品にしているのに対し、
中ザワさんは「一億円」て・・・強欲です。
ま、気持ちは分かるけどサ。


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2007年03月30日

今月の美術美術学第7講「ピカソの女たち」

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今月の美術美術学第7講「ピカソの女たち」
1991
591×1440ピクセル
雑誌「GOMES」PARCO 1991年8月号 (no. 28) p. 9
Courtesy Gallery Cellar

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今日も昨日に引き続き、ピカソネタです。

私の知り合いのおじいさんに、
ピカソと藤田嗣治の類似性について、
というのを研究(?)している人がいます。

いったいどういう類似性があるかといえば・・・

「二人はね、もてたんだよ」
そのおじいさんは目を輝かせながら教えてくれました。
「●●の時代は□□さんと、**の時代は○○さんと」
どうしてそんなことを知ってるんでしょうか?
と思うと、聞いてるこっちが恥ずかしくなります。

そのおじいさんだけでなく、
中ザワさんもピカソの女遍歴に興味があったご様子。
男の武勇伝なのかしら???
それとももてないひがみ???
まあ、この連載タイトルが「美術美術学」と書いて
「ピチピチギャル」と読ませるところで、おかしいんだけど。


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2007年03月19日

今月の美術美術学第4講「表現主義」

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今月の美術美術学第4講「表現主義」
1991
591×1440ピクセル
雑誌「GOMES」PARCO 1991年5月号 (no.25) p.9
Courtesy Gallery Cellar

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3月17日の日記を書いたあと、
「ネオ・エクスプレッショニズム」について知ろうと思いました。

すると!
中ザワさんがなんと「表現主義」や「ネオ・エクスプレッショニズム」
について書いてあるものを発見!

ラッキー。
一日一品ブログをやっていて、
こんなにためになるとは思いませんでした(笑)。
皆さんもお勉強がてら、ぜひ読んでみてくださいね。

あと、中ザワさんによると、
「美術手帖」の1990年7月号でも、
「ネオ・エクスプレッショニズム」について2ページ書いているそうです。
え゛?1990年??
高校生時代の私は読んでいたかしら・・・?


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2007年02月14日

今月の美術美術学第9講「バカCGとは?」

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今月の美術美術学第9講「バカCGとは?」
1991
591×1440ピクセル
雑誌「GOMES」PARCO 1991年10月号 (no.30) p.9
Courtesy Gallery Cellar

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今日はバレンタインデー。
愛を大好きな人にドキドキしながら告白するように、
すっごい今さらなことをドキドキしながら中ザワさんに問うてみました。

「あの・・・“バカCG”ってなんですか」

カゼ声の中ザワさんが教えてくれたのは、今日の一品「美術美術学」。
藤田「以前も紹介した、“びじゅつびじゅつがく”ですね」
中ザワ「それは“ピチピチギャル”と読むタイトルなのだ」
藤田「え゛?」
よく見ると(よく見なくてもわかるだろ)、ルビがふってある!!

そして、文章を読んでみた。
(皆さんもクリックして拡大で読んでくださいね)

藤田「あの、この文章、よく意味が分かりません」
中ザワ「当時CGは時代最先端のありがた〜い&俗人には近寄りがた〜いテクノロジー様さま、という認識があり、そうではなくて俺達のような猿でも描けるCGを作ろうとしたのが“バカCG”」
藤田「はあ(だからなんなの)・・・???」

カゼを引いた中ザワさんは、そのまま電話を切ってしまいました。
どうやらバカはCGではなく、藤田のようです。
バカ藤田は、この冬カゼも引かないし・・・。
中ザワさん、お大事に。


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2007年01月27日

今月の美術美術学第1講「ルーツをたどれ」

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今月の美術美術学第1講「ルーツをたどれ」
1991
591×1440ピクセル
雑誌「GOMES」PARCO 1991年2月号 (no. 22) p. 9
Courtesy Gallery Cellar

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実はこないだ、友だちとふっと「GOMES」の話になりました。
高校のころだったよね、PARCO行くともらえるやつ。
私は東京に遊びに来るたびもらってたんだわ。
たぶんうちの屋根裏部屋をあされば「GOMES」が“束”で出てくるよ。
もしかしてさぁ、中ザワさんのこと、ずいぶん昔から知ってたのかも。
・・・なんて会話して数日後、中ザワさんからもらった画像を見て、
「はっ!!これ知ってます!」と思ったがー(岡山弁)。
“運命の赤い糸”を感じたんじゃけど(笑)。

まじめなのか、うんちくなのか、エッセイorコラムなのか、
はっきりしないのがGOMESっぽい。
そしてずっと美術にこだわりがあった中ザワさんらしいタイトルと内容。
「バカドリル」とかゆたんぽさんと一緒に並んでたんだっけ?
ちょっとGOMESを探しに実家に帰ろうかしら。
いやぁーなつかしい!ビバ青春!
(ひとりで盛り上がる74年生まれの藤田であった)


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