1996年07月のまるちめ日記(96.07.01〜96.07.31)

96.07.01(月)
7月18日に発売のアカツキする「デジタルネンド」製品CD-ROM本体に入れる膨大文章の改訂作業を早朝より。なにせ本日昼がマスター入れ。この膨大文章「視覚芸術史におけるデジタルネンド誕生の意味」は、実は先週金曜日になんとか書き上げ入稿しているのだが、直したい箇所もあり本日昼まで締切を伸ばしてもらったもの。こまごまといろいろ直し、午後一に最終版をNIF入稿。これでやっと先月末が締切だったイラストレーション誌の「パッケージ変遷史」に取りかかれる。

96.07.02(火)
つかのがCD-ROM広辞苑とジャングルパークを買ってくる。澤田さんのところに久々にお伺いする。大変暑いので手みやげは冷菓。帰社後区民プール。イラストレーション誌連載にとりかかる。

96.07.03(水)
15:30に東京都写真美術館の森山さんと神保さんいらいっしゃる。4月3日から開催中の「映像工夫館テーマ。『 3D-ステレオを超えて』」と、同時開催の作品展[3D LAB. part ~知覚の快楽](8月1日〜9月23日)に「デジタルネンド」を出品するとゆ話。森山さんも神保さんもとてもデジネンを面白がってくださる。特にスタンプの「プリセット5」でタワシが作ったマニエリスム等のだまし絵立体等を見るにつけ、「『3D-ステレオを超えて』というテーマなのになかなか今まで『超え』られてなかったのが、このデジネンで本当にやっと『超え』られて嬉しい」とのこと。そりゃ、なにせ人類史上初の「重力フリーかつトポロジーフリー」を実現させていただきましたツールでございますゆえ。

96.07.04(木)
イラストレーション誌連載は今回は「パッケージ変遷史」。連載タイトルを「その後のバカCG」から、「バカCGからマルチメまで」に変えてもらおうなどと考えつつ執筆着手。パッケージがジャンルを決定するとの一般論的視点から。

96.07.05(金)
眼科後タワレコで輸入盤200円引きセール。沢山買い込む。帰ってきたら雅楽の復曲&現代曲コンサートに行かないかと突然風邪のもとみやに誘われ、急遽国立劇場にゆくことに。満席だったが圭太郎ちゃんにばったり出会い、たまたま彼がキープしていた席に途中から座れることとなる。圭太郎ちゃんありがと。芝先生の曲はいつものごとくタワシは面白いと思わず。初めて聴く中川俊郎もどうもすごくピンとは来ない。しかし普通に期待していただけの高橋悠治が、ちょー至福感あって最高。この至福感は、そういえば彼のCDにも共通するところのもの。巻上公一による大仰なボーカルも実に素晴らしい。巻上氏の存在はちょっと色物・キテレツ系かもしれないが、本来の至福とはこのように、実はひょっとこなものなのかもしれない。笙の宮田まゆみ氏が、興味深そうに演奏中に巻上氏ばかり見ていたのがとても印象的。

96.07.06(土)
タイガーメンテ。パッケージ変遷史原稿書き。テレビでやってたチンパンジーの大河ドラマ的下剋上の政治世界ドキュメントに驚く。驚きながら50枚くらいある澤田さんからのFAX受け取る。夜は昨日国立劇場で会ったクワガタレコーズのPIRAMI氏が関係する「現音ナイト」なるものに行ってみる。芸大の作曲科ってこんなノリなのか。ファーニホウや、往年のシアターピースが影響力持ってるらしい。作曲家の平石氏とちょっとお話しする。今度彼のCD買ってみよう。

96.07.07(日)
昨日に引き続きもとみや忙しいらしく、まえだが昨日今日と休日出勤してくれる。澤田さんからのFAXに目を通し、送り返す。ひねもすパッケージ変遷史。

96.07.08(月)
大岡休み。Director5.0が届いたが見る暇無く、パッケージ変遷史。徹夜。

96.07.09(火)
徹夜のままずっとパッケージ変遷史。フロッピの歴史となると、今回は「フロッケ」展までしか容量的に入りきらないってかんじ。1回でやりたかったけど、本章は前・後に分けることとしようか。

96.07.10(水)
18時過ぎにQuark作業まで含めてやっと完成。圧縮して2MBあるデータだが、今回はNifty Managerのおかげで簡単にアップロード納品完了。ただしUL/DL以外の場面では、アスキー画面のEGTalkの方がやはり速いのだ。急に締切から解放されたので、ジャングルパークやってみる。最初の段階で家の庭から外に出るまでに相当手こずる。弦人さんらと昔行ったボラカイ島を思い出す。羽根田さんから「まるちめ日記」先々月のぱぐちょ&電車の絵とてもよかったので、Justnet/naminori編集後記で書かせてもらいましたとのメール来てたので、覗きに行ってみる。電車ネタでうまくまとめてくださってる。どもありがと!

96.07.11(木)
昨日まで雨で、やっと水不足解消の雨かと思ってたら、台風だったそーな。どおりで強い雨足だったわけだ。けふは台風一過でアッパレ晴天。洗濯物たくさん。14時までのところ15時に遅れてしまいながら、朝パソイラスト納品。夜近所のお好み焼き「ぼんち」でパルコ木下氏一家とアロアロとで食事。登太郎くんはほんとは犬好きらしいが、ぱぐちょがあまりに激しく動きまわりすぎて恐れさせてしまったようだ。びゃうびゃう泣かれる。

96.07.12(金)
am4時起きし先月のまるちめ日記。しかしどーしても終わらず、ぱわぶく持って眼科。眼科後も喫茶店等で一応のところまで日記仕上げ寺谷さんにtelしたら、締切を夜まで延ばしてくれる。なので安心して目黒区美術館に行き「1953年展」見る。草間弥生と河原温の、その創作活動初期の時代の作品がとてもよい。草間氏が松澤宥氏の仲のいい友達だったってこともすごくよくわかる。山田正亮の当時もナルホドってかんじ。MOTで冬にやってた「1964年展」よりずっとよかったではないか? 夕方渋谷に戻りBEAMSでもとみやが目星をつけてたインテリア(打ち合わせ用のテーブル&椅子)購入。Hans Wegnerのデニッシュものだ。

96.07.13(土)
午後一でHans Wegner届く。とてもいい。これで打ち合わせテーブルが狭くて困っていた今までの状況を脱出。洗濯たくさん。先月のまるちめ日記入稿。さてタワシは実は、18日のデジネン発売を機に、ずいぶん無沙汰している知人に向けて郵便物キットを作ろうとしてるのだ。それに同封する予定の例のデジネン膨大文章のプリントに引き続き、キッズボックスについてもこの際記しておきたいと思い、夜中にキッズボックス詳述文章に着手。ところが書き始めたらそれがすごい大変な作業であることがわかる。

96.07.14(日)
ずっとキッズボックス文を書き続け、夕方もとみやを成田まで送り届ける。国際プラスティネーション学会出席のため真冬のオーストラリアにいくとゆーので。行きはよかったのだが、帰り道はすごい渋滞。

96.07.15(月)
やはりとても不十分なものしか間に合いそうもないので、書きかけたキッズボックスの文章は一切やめることにしよう。そしてなにより「みなさまおひさしぶり」とゆ内容の手紙文を書かねば。この郵便物キットに入れるべきものは、まずその「みなさまおひさしぶり」という挨拶文。 タワシはCD-ROMやフロッピが作品発表媒体となるので個展はしないため、他のアーティストと違って個展DMなどをアート関係者に発送することができず、したがって作品は作っているのにパソコン関係以外のアート関係者には全然知られていないという事態が起きているのだ。なので面倒くさいが作品発表をわざわざ郵便物でお知らせしなければならないというわけ。それからさらにこの郵便物キット発送に際し考えてることは、こゆ機会でもなければ立ち上げられない、悲願のアロアロ&中ザワのホームページをやっとこさえて、そのアドレスをこの郵送キットで宣伝するということ。宣伝するからには、本当にかたちだけでもほめぱげ作らねばならない。特に普通のほめぱげが単にアナログ世界の掲示板にしかなってないとゆ印種の使われ方にかねてからタワシは反対する立場だったので、一年くらい前からずっと暖めていたネットのみでのネットならではの作品「逃網(NetEscape)」を、この際同時にほめぱげ上に立ち上げなくてはならない。となるとさらにすべきことが増える。そして書きかけたキッズボックスの膨大文章は載せなくとも、この作品のマルチメディアアートとしての実験的意味あいが全然みなさんに伝わっていないのと、特にパソコン関係以外のアート関係者には存在さえ知られていないので、やはりなんらかの言及はこの際しておきたい。デジネンについても、もちろん膨大文章をあわせて同封はするけど、膨大文章では触れられていない変なデジネンならではの作例などもほんとは沢山入れたいところ。とにかくアスク社製一般向けののデジネンパンフとキッズボックスパンフを同封しつつ、タワシなりの言いたいことも入れておかなくてはまたも誤解を招くだろう。そうそう、メディアに関する実験作品のつもりでもある「アロアロ商品」出版目録も同封が必要で、だったら今あるパンフを最新版にリニューアルして印刷せねばならない。そうだ、タイガーマウンテンでやってる「先見ゼミ」もごく一部の人にしか知られていないし、今では「太陽」「イラストレーション」誌だが、以前には「ガロ」誌等々、いろいろ文章の連載をもってやってることもこの際お知らせしなくては。などなど、考えれば考えるほど、やらなくてはならないことが多すぎてととても大変なかんじ。18日デジネン発売なら18日には遅くとも発送したいし……。
 すごく暑いのにクーラーが1機壊れたので業者に見に来てもらう。16時にCD-Rを焼きに浅川現る。大岡にはALOALO FLOPPIESとJATのパンフの最新版を急ぎで作ってもらう。デジネン文章のプリントアウトフォーマットを決めたり、都写美でのデジネン展示用PICTを出力したり等の雑用に追われる。「みなさまおひさしぶり」は、「中ザワヒデキ通信」と題するペーパーにまとめることにしようかしら? そして澤田さんの仕事の、仕上げ段階のチェック。

96.07.16(火)
2時間だけ寝て「中ザワヒデキ通信」の続き。こゆ通信文書いて久々の人に送りつけるのがいいんだかよくないんだかよくわからない。本当は、こんな文章書かずに、また発送なんかせずに済めば一番いいのにと思う。しかしそれを怠るとまた沢山の誤解に出会って自分が苦しむことになるのも目に見えているのだ。一般向けに作られたアスクさんのデジネンパンフのままでは、業界人には、またイラストレーターの中ザワはバカCGっぽく子供っぽいのを作っただけかと思われてしまう(アスクさんのパンフの作りをよくないと言っているわけではない。これはこれでとてもいいと思っています)。このような郵便キット作ったとしても多くの誤解には出会うだろうけど、何も手を打たなかったことを後から悔やむのは避けたいとゆだけなのだ。
 表の面がなんとか昼過ぎに出来上がり、裏の面はどうにか15時前に作り上げ、大岡に車で行ってもらうが成徳印刷の通常時間の締切に間に合わず。しかし急ぎなので特急料金かけてとにかく商品パンフと合わせて印刷してもらう。大岡に行ってもらってる間に封筒表面に貼る黄色蛍光色のシールのデザイン。なんとか夕方までに完成し、明日のつかのの仕事の枠でやっともらおう。なんだか疲れ切ってしまったので逆にプール行き、ちょっとスッキリする。昼来てもらって直ったはずのクーラーが夜また作動しなくなる。

96.07.17(水)
寝たら体調はちょっと回復。それにしてもちょっと表に出ただけで地獄的な暑さのこの頃。クーラー今日も来てもらいやっと直る。このクソ忙しいのにしょうがなく某社某誌のイラストの仕事。月末締切というので引き受けた仕事のはずなのだが、途中でラフを先週までにくれと言い出され、それはできないと言ってやりとりしてるうちにどうしても今日ホンチャン入稿となってしまったものだ。午後一には終わらせ、次はファイルメーカーのリストを見ながら、今回の郵送キットを送る人をバーッと選び出す作業。こんなことに相当時間かかってしまう。300人の予定のところ、最初に選び出したのが1800件のリストのうちから900件。それをさらに削るべき人は削り、とくにパソコン関係者ですでにデジネンとかキッズボックス知っている人はリストから削除。350までなんとか減らす。
 その後、折角昨日大岡に急がせて刷った「中ザワヒデキ通信96.07.18」だが、やはり急いで書いたタワシの文がまずくいろいろ気にくわないので、ナオシを入れることにし四苦八苦。平林享子氏よりデジネンの紹介記事書くが締切が切羽詰まっているのですとのTELあり、例の膨大文章をビロビロビロ〜ンとFAX。

96.07.18(木)
本日デジネンMac版発売日。タワシにとっては、ここ数日間でドロナワ式に用意した郵便物キットを発送し、ほめぱげも立ち上げなければならない日でもある。自宅勤務でがんばってもらった大岡より、アロアロ商品ページのhtmlが届き、これでとりあえずほめぱげ立ち上げのネタは一応できた。朝11時から渋谷のクラブASIAで、明日のアスク主催「デジネン&ポップアップメーカー記者発表」のリハ。のはずだが、ぎりぎりまでアロアロで作業してて大幅に遅刻してしまう。「中ザワヒデキ通信96.07.18」の新版を作り上げ、デザイン的に全然自分でも不満ながらも完成ということにし、プリントアウトの指示をしてたらとても遅くなってしまったのだ。遅れて到着したが、実はアスクさんも機材調整に今までかかってしまっていたとのこと。そーいえばここはマック直結の大型のプロジェクタが売りの場所。何度も話題になっていたスタンプ作家小西幸子氏と初めて会う。とてもとてもよろしく。発売されたデジネン製品はまだ在庫がなくてもらえないものの、ユーザーズガイドをいただく。表紙のビジュアルもなかなか面白くて、黒坂さんありがとう&おつかれさま。しかし中身が表紙からはみ出ているのは一体? 会場の都合で早々に引き上げるが、それにしてもすっごく暑い。酷暑。思ったより早く終わったのでちょっと余裕ができ、明日の記者発表会のために散髪。マニアックで今回は気合いを入れてもらってかなり後ろまでしっかりヘルメット型に段差をつけてもらう。「中ザワヒデキ通信96.07.18」に載せたフェロモン系長髪族とはちよつと違う髪型。戻って、つかのの体調途中で急に悪くなり、働かせすぎたかな? 前田にも手伝ってもらって出力・梱包。夕方郵便局の開いている17時までにとりいそぎ袋詰めの終わった281個を持って行って料金別納郵便として発送。戻ってきてデジネン文章執筆中で、何を隠そう改名画策中でもあらせらるる平林享子氏とTELしてるあいだに残りの70個にも切手を貼り終わり、郵送完了。その後今日中にほめぱげ立ち上げるべくFetchで入ろうとしたら全然shrine.cyberjまで入れなく、なんとユードラでも行けない。これは困った。何度試してもダメなので一切を諦める。

96.07.19(金)
朝になったらFetchでサイバーまでやっと入れるようになってて、しかし今度はTelnetでどうしてもサイバーまで行けない。困った困った。今日はつかのは休みだし。と思っていたら明日より開催される大阪の「人体の不思議展」の担当某社より、朝タワシの出がけ直前にTEL。弊社製品CD-ROM「Plastination」を会場売場に置かせていただくのだが、手伝いの人員をアロアロから出せという。来れないなら商品は売場には置けない可能性があるという。あなたたちにお願いされて、商品を置いてあげてるだけなんだぞとしつこく言われる。時間指定の宅急便でわざわざ発送し、お金までかけてるのに、今さらなんでこんなこと言われなきゃならないのだろう。自分の中で感情の整理がつくのに、電車に乗ったまま渋谷駅までかかってしまった。
 眼科を特別に早目に切り上げてもらって、今日はこれからクラブASIAで「ポップアップメーカー&デジネン」記者発表会。久々に弦人氏&けいちゃんに会い、いろいろ喋る。サルブルはつい最近まで、ジャングルパーク打ち上げ社員旅行でモアルボアルに行ってたとのこと。タワシともとみやが一昨年の冬に行き、大人数ならエルニドよりラクかもしれないと言って薦めていた場所だ。記憶のあるレストランの話など、なつかしい。この殺人的な暑さの中、予定時刻15時のかなり前から会場の方は満席。発表会では今日はアスク天谷社長はいらっしゃらず、その分多くしゃべれるってわけだが「ヴェネツィア派VSフィレンツェ派」等の話はせず、MacExpoでデモした時に比べてほとんどサワリだけを通りいっぺん話しただけってかんじ。しかし最後に、今まで話したことの無かった「立体プリンタ」の可能性について喋る。デジネンのあとポップアップメーカーの発表だったが、ポップアップメーカーがなんなのか、どんなものなのか初めて理解。飛び出す絵本というフォーマットを約束事にして、対位法的バレーが作れそうで、はやくタワシも使ってみたい。すべての発表が終わった後、会場に来ていたフランス人のデルソさんから「最近面白いソフトって全然無かったけど、これは本当に面白い。初めてハイパーカードを触って感激して以来の興奮です」と感想をおっしゃっていただく。それはうれしい。3次元のMacPaintを目指したことのひとつの結果かしら、アトキンソンさん? その後技評の谷本さんと楢崎さんから、弦人さんと一緒に取材を受ける。楢崎さんはタイガーレジデンツとして以前からの知り合いだったのでビツクリ。しかも実は先週眼科で出会ってビツクリしたばかりだ。
 あんなに暑かったのになんとなく涼しくなって夕方には雨まで降りそうになる。帰社し、もとみやのほめぱげページ作業を手伝った前田に「サイバーの場合は最初にannex.cyber.ad.jpと入れなければダメ」と教わりTelnet問題をやっと解決。しかしフォルダの中身がいきなりディレクトリ状態になって現れるのはどうしたものか。前田帰り、その後もとみやのページ見たりして「index.html」と名付ければいいことなど、誰も教えてくれないけど全部自力で解決。なんとか「工事中」サインが出ているところまで立ち上げ成功。そして夜中には商品のページも立ち上がり、昨日送った郵送キット見てすぐアクセスされた方がどのくらいいるのかいないのか知らないれけど、もしリアルタイムに覗いてる人がいたら、混乱しながらもだんだん立ち上がってゆくほめはぱげとゆ、滑稽なサマが見られたことだろう。リアルオーディオなんかよりよっぽど「これぞライヴ」だが、ま、誰も見てくれてないだろな。

96.07.20(土)
「海の日」という、今年が初めての新しい国民の祝日。しかし雨。先見ゼミの夏休み予定を立て忘れていたことに気付き朝から業務。タイガーメンテ。その後気付いたこまごました点を直しににちょくちょく印種に入る。数十分おきに更新とゆすさまじい事態。夕方より、みんなに告知した「逃網」をどうするかいろいろ試行錯誤。夜になってからやっと取りあえずの方針決まり、夜中過ぎには一応今日の段階のものが立ち上がる。はたして面白いかとても疑問だ。

96.07.21(日)
雨だったが夕方から晴れ。昨日アップした「逃網」をもっとマシなものにするための努力。夜にはアップし直しを完了。よく知ってるアーティストからメールが来ていて、彼はタワシが何年か前にArt Summit Members誌(ならびにガロ誌)に書いた「星の王子さま型信じる芸術」のアイディアを作品化して(メールでの言葉では「影響を受けて」)広島現代美術館での個展で発表していたらしい。しかも8月、東京のどこかでその展示を行うとのこと。

96.07.22(月)
そのアーティストから郵便物が届いて、広島現代美術館での個展のパンフを見ると、なるほど、タワシの書いたままのアイディアかもしれない。いや、本物見てないのでわからないが彼なりの工夫がきっとさらになされているのではあろう。
 Director5.0Eをやっと遅ればせながらインストール。プロジェクタを作るのがまた一層重くなっている。サイバーからメールがきており、木曜日はサーバが故障しており大変失礼しましたとのこと。な〜んだ。しかしよりによってあの日に故障とは。大阪の展覧会場に派遣したつかのからは、ちゃんと悪くない場所にウチの商品をすでに置いてくださっていますと連絡が入る。16時にアクシス誌の辻村さんとライターの笹浪さんがいらして「プログラミングとデザイン」というAXIS誌特集でのインタビュー。笹浪さんは大変デジネンも文章も面白がってくれた様子。夕方帰ってくるはずだったもとみやは航空会社がフライトキャンセルしたとかでまだ到着せず。

96.07.23(火)
タイガー仕事等し、「鳩よ!」イラスト。朝パソイラスト。もとみや到着。

96.07.24(水)
時計デザインの仕事が舞い込んでくる。相手はミラノのイタリア人。連絡をくれというので英文こさえてFAX。V-JUMP誌イラスト。岡本ノオトさんからNIFTTY経由でデジネン手紙が届く。デジネンとても面白いし各店で売り切れ続出ということが、デジネンで描いてある。こりゃおもろい使い方! 夜圭太郎ちゃんやってきて、彼のもうじき発売予定のCD聴いたりお好み焼き食べたり。夜遅くには、以前アロアロからオランダの圭太郎ちゃんの仕事場に夏期限定バイトとして送り込んだ前田や、圭太郎ちゃんの友達の藤原さんとゆ勝負師の家系の人も来て、ずいぶん久々にブリッジ大会。やはりトランプはブリッジが一番面白い。すぐにみなルールを把握するし。そしてこのHans Wegnerはブリッジ向きだったかもしれない。

96.07.25(木)
INTEROP96で某ブースのトークに出るため幕張メッセへ。そしたらずいぶん事前の話と食い違っているではないか。とりあえずこなし、その後、小山登美夫ギャラリー「杉戸洋展」(ペイントの新人)&MOT「近代都市と芸術」展。後者はとてもお勉強になる。未来派の絵など有名なものが沢山来ていて、元々はポンピドーの企画を持ってきたらしい。戻ったらもとみやが熱を出して近くの菊地外科病院に緊急入院している。今朝から体調悪かったとのこと。病院では点滴受けてすっかりよくなったと自分では言っていたが、看護婦の話によるともうちょっと入院していた方がいいとのこと。風邪だがワイセが上がっていたので感染症もあったのだろうとのこと。ワイセ(=White (Blood) Cell=白血球)なんて単語久々に聞いた。

96.07.26(金)
眼科後タワレコ行ったらナンカロウの研究書が発売になってて、こんなものは珍しいので英語だが勿論購入。戻ってから漫画本や忍者の本等を着替えと一緒に届けに菊地外科まで行ったら、もう退院手続きは済ませた後だったらしく徒労。しかし陽が落ちて涼しくなるまでまだ病院に残るとのこと。つかのにはちょっと遅くまで残ってもらって時計仕事の契約書FAXの和訳などしてもらい、一応時計仕事応諾の旨をFAX。夜にもとみや退院してくる。

96.07.27(土)
黒ペソ先生夏休み出題&タイガーメンテ。返却催促ありやっと図書館に本やらCDやら返す。今日借りてきたマーラーの交響曲第4番には、ベリオ「シンフォニア」で聴いて知ってるメロディがいっぱい。都写美での8月1日からの展示に出すために書くことにしていた「付録:デジタルネンドならではの新感覚立体実作例」にやっと着手。つまり例のテキスト「視覚芸術史におけるデジタルネンド誕生の意味」は巨視的な視点からの理論編だったが、それに付け加えて補足すべきデジネンの実際編だ。

96.07.28(日)
夕方あやちゃん現る。一日中文章書き。夕方桝山氏より電話取材あり。日経ネットナビとかゆー雑誌で彼がもってる連載のため。

96.07.29(月)
朝4時に起き文章書き。文章はしかし全然途中のまま、都写美展示で必要なパネル用の図版版下の締切が来てしまう。意外と図版パネル版下の制作に時間がかかってしまい、昼までにバイク便のところ午後3くらいになってしまい、迷惑おかけしました>都写美ならびに業者の方々。その後アロアロ商品会議。明日大岡誕生日なのでケーキ食べつつの会議。夜五反田のイマジカ行き、渋谷君のつてでコメントをお願いされた福居ショウジン監督「ラバーズラバー」の試写会。噂通りというか、刺激の高いゲロゲロ映画。ただしB級要素もあり。レントゲンがロケ場所で懐かしい。

96.07.30(火)
ずーっと都写美に置いてもらう原稿「付録:デジネン実作例」の原稿書き。簡単に書こうとしたのにどんどん長大になる。15時半にレマンの杉本氏いらっしゃる。宝くじの新聞広告の簡単なイラストの打ち合わせのため。

96.07.31(水)
都写美に置いてもらう原稿がなかなか仕上がらず、しかしなんとか2万字程度で仕上げ、さらに少々手直しした「デジネン誕生の意味」の文も足し、A4用紙12ページにプリントして持って行けたのが16時。もう印刷所には回せない時刻。行ったら行ったでインストール作業等沢山待ち受けている。以前作ったレンチキュラー作品もずらーっと並べられてて面白い。帰ったら時計仕事のファイルチェックをつかのが済ましてくれており、質問文もin Englishで出来上がってたのでイタリア宛にFAX。





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