中ザワヒデキ「大ボケツ2」展

美術家に転進した中ザワヒデキの、1990年から96年までのイラストレーター時代の作品回顧ならびに新作イラストの展示。最近は難解なコンセプチュアルアートの発表や美術史に関する著作、3Dプリンタ特許や音響詩作曲を手がける彼だが、最も広く世に知られたCGイラストレーションをテーマに個展を行うのは実は本展が二度目である。前回は1990年1月、“バカCG”と呼ばれるきっかけとなった「大ボケツ」展だったが、ほぼ10年を隔てた今夏、再び「大ボケツ」の名の下にその間の軌跡をたどり、来世紀のための新たな布石とする。会場ではまた、彼が早い時期から手がけていたフロッピー作品やグッズの格安販売も行う。

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