2007年03月

2007年03月31日

鳩の目TV35「テレビ東京の旅番組の二大疑問人選と、カバン」のためのイラスト

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鳩の目TV35「テレビ東京の旅番組の二大疑問人選と、カバン」のためのイラスト
1997
170×151ピクセル
雑誌「鳩よ!」マガジンハウス 1997年2月号 p.25
Courtesy Gallery Cellar

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藤田はいま、旅に出ています。
よく地方の展覧会を見に行くのですが、今回は大阪と岐阜です。

春ということもあり、旅行カバンを持った人が新幹線にあふれます。
「旅行かー」
ということで、本日の一品。

テキストは「テレビ東京の旅番組に出ていた藤岡弘のカバンが変だった」
ということが書かれていました。
まあ確かにカバンは個性でますからね。

それより中ザワさん、この顔は藤岡弘に似てませんよ。


2007年03月30日

今月の美術美術学第7講「ピカソの女たち」

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今月の美術美術学第7講「ピカソの女たち」
1991
591×1440ピクセル
雑誌「GOMES」PARCO 1991年8月号 (no. 28) p. 9
Courtesy Gallery Cellar

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今日も昨日に引き続き、ピカソネタです。

私の知り合いのおじいさんに、
ピカソと藤田嗣治の類似性について、
というのを研究(?)している人がいます。

いったいどういう類似性があるかといえば・・・

「二人はね、もてたんだよ」
そのおじいさんは目を輝かせながら教えてくれました。
「●●の時代は□□さんと、**の時代は○○さんと」
どうしてそんなことを知ってるんでしょうか?
と思うと、聞いてるこっちが恥ずかしくなります。

そのおじいさんだけでなく、
中ザワさんもピカソの女遍歴に興味があったご様子。
男の武勇伝なのかしら???
それとももてないひがみ???
まあ、この連載タイトルが「美術美術学」と書いて
「ピチピチギャル」と読ませるところで、おかしいんだけど。


2007年03月29日

名画のつづき その3:ピカソ/泣く女

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名画のつづき その3:ピカソ/泣く女
1991
1580×303ピクセル
雑誌「Tokyo Walker」角川書店 1991年7月16日号 p. 79
Courtesy Gallery Cellar

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国立新美術館に行きました。
プレスとして行ったことはありますが、
一般市民としてチケットを買って行くのは初めて。
「異邦人としてのパリ」展は、デパートの大催事場のようなにぎわいでした。

いくつも目玉はありますが、やはりピカソは人気のようす。
私もピカソは好きですが、本日の一品みたいな状態だったら嫌だなあ。
皆さんはどうですか?



2007年03月28日

鳩の目TV26「TV界随一の猛チャレンジャーをチェックせよ」のためのイラスト

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鳩の目TV26「TV界随一の猛チャレンジャーをチェックせよ」のためのイラスト
1996
170×151ピクセル
雑誌「鳩よ!」マガジンハウス 1996年5月号 p.26
Courtesy Gallery Cellar

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「鳩よ!」の掲載誌を読んで、
10年以上前のデキゴトについて書かれた、
エッセイみたいな文章を楽しんでしまいました。

そこで発見したのが本日の一品。

文章はガチャピンがいろんなスポーツ、
つまり、スキー、スノボとか、スキューバ、ロッククライミングをする、
すごいじゃんガチャピン、という内容。

でも私はイラストに目が留まってしまった。
意外。
中ザワさんが、ガチャピン描いてる。
似てる。
てゆうか、知ってたの?このキャラ。
すごいじゃん、中ザワヒデキ。


2007年03月27日

異種画素配置第七番 (バンフ・Eメール・ピース第二番)

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異種画素配置第七番 (バンフ・Eメール・ピース第二番)
2000
67.4×120.6cm(2001 レントゲンクンストラウムでの展示)
塩ビフィルム、壁
池内務撮影
発表歴:2000 Eメールアート「バンフ・Eメール・ピース」、2000 バンフ・アートセンター(カナダ)「アーティスト・イン・レジデンス オープンスタジオ」、2001 「第六回北九州ビエンナーレ〜ことのはじまり」北九州市立美術館、2001 個展「質量」レントゲンクンストラウム、2001 「ダイアローグ2001」カナダ大使館ギャラリー(東京)

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イシュガソハイチ、って言いにくいですよね。
“異”なる“種”類のものを“配置”している、という意味のものです。
本日の一品は、「元素記号」という種類と、「素数」という種類が配置されています。

そして、この作品はバンフ・Eメール・ピースというシリーズのひとつで、
中ザワさんが2000年にカナダのバンフにいたときに、
Eメールアートとして制作された作品です。

なんでEメール作品なのに、壁に書いてあるの?というと、
Eメールアートを壁に出力したからです。
当時の中ザワさんは、データで作って、
出力形態は額装と同じで、作品と考えてない時期でした。
従って、Eメールの中でも、パソコンでも、A4の紙に出力しても、
壁にカッティングシートで展示しても、
同じ作品を違った形態で額装している、と考えていたからだそうです。

2007年03月26日

中ザワヒデキ侯爵のやさしくアート講釈4「印象派(ナルホド、タシカニ印象的ダ・・・) 印象・日の出」の図版

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中ザワヒデキ侯爵のやさしくアート講釈4「印象派(ナルホド、タシカニ印象的ダ・・・) 印象・日の出」の図版
1991
270×300ピクセル
雑誌「Tokyo Walker」角川書店 1991年5月28日号 p.79
Courtesy Gallery Cellar

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本日の一品は、モネ「印象・日の出」のバカCG作品です。

私は今日、いろいろあって日の出頃に目を覚ましました。

ああ、、、。
なにか始まる、あるいは、始める。
そんな季節ですが、自分の身もそういう状態に置かれると、
ちょっとけだるーい気分。
そんな気持ちを持ち合わせた朝でした。

昇っていく太陽を見ながら移動をし、
そう言いながらも有意義な午前中を過ごしてしまったわけですが、
明日もなんら変わらず太陽は昇るのです。
でも、今日ほど大切な朝はなかったな。
という印象でした。

え゛?そういう印象派?


2007年03月25日

脳波ドローイング第14番 (2006年11月5日第3回パフォーマンスの4)

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脳波ドローイング第14番 (2006年11月5日第3回パフォーマンスの4)
2006
24.5×300.0 cm
インク、紙
発表歴:2006 中ザワヒデキ ライブ パフォーマンス 「脳波ドローイング」 (公開制作36)府中市美術館、2007 「“森”としての絵画」岡崎市美術博物館(開催中・3月25日まで)
Courtesy Gallery Cellar

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中ザワさんが毎週連載をしていた、
朝日新聞Be「目の冒険 脳で視るアート」が、今日、最終回を迎えました。
最終回は「脳で描くアート」として、中ザワさんの作品「脳波ドローイング」です。
これは去年11月に府中市美術館公開制作室で制作した作品です。
(詳しくは「脳波日記」をご覧ください)

本日の一品は、
新聞に掲載されている、
「脳波ドローイング第14番 (2006年11月5日第3回パフォーマンスの4)」です。
この一品は、今日まで岡崎市美術博物館「“森”としての絵画」でも展示されています。

新聞には「荒れ狂う波濤を画面いっぱい」と表現されています。
実際、これだけではないのですが、
どういう脳波が出るのか、出せるのか、ということを
みっちり2週間、修行していました。
毎日「おおっ」「すげえっ」という連続でした。
操作、というと大げさですが、
やがて中ザワさんの中で「こうしたらこういう波形が描ける」
というのが見当つくようになりました。

私は助手として、
脳波計の電極を中ザワさんの頭に講習で習ったとおり付け、
脳波計の操作をしていました。
なので、今日の新聞記事は、私のことが書かれているようでうれしいです。
中ザワさん、3ヶ月間の連載お疲れさまでした。

「脳波日記」 中ザワヒデキ 脳波ドローイング 2006 2006年10月現在の中ザワヒデキについて(インタビュー) 「脳波ドローイング」手記 美術出版社「美術手帖」2007年1月号(vol.59 no.890)pp.176-177「中ザワヒデキの公開制作「脳波ドローイング」 脳波の制御は可能なのか、それはドローイングなのか」(雑誌掲載・テキスト新川貴詩)


2007年03月24日

セコム広告「災難を門前払いいたします。」のためのイラスト

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セコム広告「災難を門前払いいたします。」のためのイラスト
1994
781×640ピクセル
雑誌「日経アーキテクチュア」日経BP社 1994年8月15日号(第498号)pp.56-57

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またまた引き続き、セコムの雑誌広告イラストです。

門前払い、というか、門の前で災難を払ってくれるのが「こまいぬ」。
この「こまいぬ」は、どっちかというと沖縄のシーサーみたいな顔です。
中ザワさんは意外にも沖縄に行ったことがないので、
「シーサー?」という返事です。
しかも「SECOM」というヘルメットをかぶってる、笑えます。

おとといの一品にあったカメレオンが、昨日の一品に描かれていて、
昨日の一品に出てきたたばこを吸っているおじさんが、今日は家の二階にいます。
今日の一品には、芝生に脳波みたいな波形が描かれていますね。
ということは・・・もしや明日は・・・!?


2007年03月23日

セコム広告「ある時はセキュリティ、またある時は設備管理、そしてその正体は。」のためのイラスト

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セコム広告「ある時はセキュリティ、またある時は設備管理、そしてその正体は。」のためのイラスト
1994
781×640ピクセル
雑誌「日経アーキテクチュア」日経BP社 1994年8月1日号(第497号)pp.36-37

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昨日に引き続き、セコムの雑誌広告です。
シリーズの広告作品ですね。

なんでおじさんがタバコを吸ってるのかというと、
当時のセコムは、設備管理事業のひとつに、
タバコの煙を除去することをやっていたからのようです。
(今はしていないもよう&詳しくはセコムのホームページへ)

というのがなぜ分かるかと言うと、
雑誌に掲載されたときはこのイラストだけでなく、
セキュリティや設備管理といったセコムの商品についての文章が書いてあって、
その中に「タバコの煙を除去する」という内容があるからです。
ほほー。

・・・おっと、窓だかポスターだかに、昨日のカメレオンがいます!
油断ならない広告だこと。


2007年03月22日

セコム広告「テナントにあわせて変わる、それがワタシの得意技。」のためのイラスト

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セコム広告「テナントにあわせて変わる、それがワタシの得意技。」のためのイラスト
1994
781×640ピクセル
雑誌「日経アーキテクチュア」日経BP社 1994年7月18日号(第496号)pp.56-57

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イラストレーター時代の中ザワさんは、広告の仕事もしていました。
どういうのだろう?と訊ねたところ、
中ザワさんが手掛けた雑誌広告のひとつが届きました。

セコムは防犯の会社です。
顧客のニーズに応じて、やりかたを変えて防犯に努めます、
ということを、
環境によって、色を変えて生活するカメレオンにたとえたのです。

こういう内容って、誰が考えてるんでしょうか。
中ザワさんに聞いたところ、
イラストの仕事というのは、いくつか発注のされかたがあるようです。
たとえば、
文章の挿絵のようなものは、文章を読んで、見合ったような絵を描くそうですが、
本日の一品の場合は、
広告代理店から「ビルに張り付いているカメレオンを描いてほしい」
という指定があり、その指定に沿って描いたそうです。

なるほど、イラストレーターの仕事をちょっと理解しました。


2007年03月21日

●怐●

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●怐●
1996
[WEB作品]
http://www.aloalo.co.jp/nakazawa/old/experiment/bottom01.html
Courtesy Gallery Cellar

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今日は私、藤田千彩の誕生日です!

藤田「中ザワさん、33歳のときって何してました?」
中ザワ「不可視関数試論(カンタン・アブストラクト) とか・・・」
藤田「ああ、デジタルネンドとか」
中ザワ「そうそう、特許の出願とか」
藤田「すごいものばっかじゃないですか」
中ザワ「こういうのもあるよ」

と出してくれたのが、本日の一品。
もとは「印種実験室」という作品群のひとつで、
http://www.aloalo.co.jp/nakazawa/old/experiment/bottom01.html
というWEB作品です。

まさに中ザワさんが33歳の誕生日あたりに作ってる!!
てゆうか、これなんすか?
どういうことなんすか???
なんなんすかー???????????????????????????
??????????????????????????????????
????????????????


2007年03月20日

today's fishing

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today's fishing
1985
103×72.8cm
アクリル絵具、針金、導線、S字フック、ビニール、ボール紙、トレーシングペーパー、ホチキス、鉛筆、ガムテープ、紙、パネル
発表歴:1985 第6回日本グラフィック展(渋谷パルコほか)、2000 個展 佐野画廊(香川)、2001 病院ギャラリー(愛媛)、2004 個展「中ザワヒデキの原点展:1980年代アクリル絵画」ギャラリーセラー(名古屋)
受賞歴:1985 第6回日本グラフィック展入選
Courtesy Gallery Cellar

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このブログに掲載する画像は、
中ザワさんが持っているポジフィルムをスキャンしたり、
データをもらって加工したり、
と毎回じつは手間がかかっているのですが・・・

本日の一品は、
藤田「今回はこの黄色い作品でどうですか?」
中ザワ「これは黄色というより、ちょっと緑がかっている作品なんだよ」
パソコン画面ではよく分からないので、ポジフィルムを見たところ、
黄色というより、黄色が多い緑だったのです!

中ザワさんのアクリル絵画に使われている色は、
絵の具のチューブから出したままの色とか、
誰もが「青」だの「赤」だのいえるような色ではなく、
どちらかというと「青と赤の間だけど赤が多い」みたいな、
あいまいな色づかいが多いんです。

私の名前「千彩」も色みたいな名前のせいか、
色って文字通り「いろいろ」あるなあと見てて思います。

そして中ザワさんがコンピュータにハマってからは、
色が数値化されることにむしろ興味を覚えたそうで、
「もう少し緑が多い黄色」とか「青と赤の間だけど赤が多い」とか
そういった表現がなくなったそうです。

で、なんで釣りなんだろ?
という疑問は、いつかまた中ザワさんに聞いてみようと思います。


2007年03月19日

今月の美術美術学第4講「表現主義」

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今月の美術美術学第4講「表現主義」
1991
591×1440ピクセル
雑誌「GOMES」PARCO 1991年5月号 (no.25) p.9
Courtesy Gallery Cellar

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3月17日の日記を書いたあと、
「ネオ・エクスプレッショニズム」について知ろうと思いました。

すると!
中ザワさんがなんと「表現主義」や「ネオ・エクスプレッショニズム」
について書いてあるものを発見!

ラッキー。
一日一品ブログをやっていて、
こんなにためになるとは思いませんでした(笑)。
皆さんもお勉強がてら、ぜひ読んでみてくださいね。

あと、中ザワさんによると、
「美術手帖」の1990年7月号でも、
「ネオ・エクスプレッショニズム」について2ページ書いているそうです。
え゛?1990年??
高校生時代の私は読んでいたかしら・・・?


2007年03月18日

不良少年のパソコン学再び第4回「(ソフトウエアを)起動する」のためのイラスト

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不良少年のパソコン学再び第4回「(ソフトウエアを)起動する」のためのイラスト
1994
480×580ピクセル
雑誌「ASAhIパソコン」朝日新聞社 1994年3月1日号 (no.122) p.111
Courtesy Gallery Cellar

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中ザワさんはアイスクリーム好きじゃないそうですが、
なぜか一昨日の一品に引き続き「ソフトクリーム」ネタです。
しかもなんで水着のおねーちゃんなの、
とツッコみたくなります。

最近パソコンで「ソフト」っていいますかね?
「アプリケーション」あるいはソフト名自体を言いますよね。

10年以上の時間ってこわーい・・・。
言葉づかいも変化するんだ・・・。


2007年03月17日

中ザワヒデキ侯爵のやさしくアート講釈1「ネオ・エクスプレッショニズムとは!?」の図版

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中ザワヒデキ侯爵のやさしくアート講釈1「ネオ・エクスプレッショニズムとは!?」の図版
1991
270×300ピクセル
雑誌「Tokyo Walker」角川書店 1991年5月14日号 p.39
Courtesy Gallery Cellar

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今日は「オークションの下見会」なる場に行きました。
取材、ではなく、たまたま、です。
とはいえ、今日発売の「美術手帖」4月号で、
「アートコレクターになるには?」という記事を書いたせいか、
オークションだの、作品はいくらだの、というのが気になっています。

本日の一品は、週刊「Tokyo Walker」で、
中ザワヒデキ侯爵という人による連載の文章につけられていた図版です。
そう、本日の一品のようにキース・ヘリング作品も、
中ザワさんがバカCGで描いていたのです!

話は戻って「オークションの下見会」ですが、
最近引越しでお金を使ってしまったので、
作品は当分買えないなあ・・・と思った藤田でした。

ところでこの回のタイトルにある「ネオ・エクスプレッショニズム」ってなぁに?
調べる本を買うお金も使ってしまった、とほほな藤田なのでした。


2007年03月16日

不良少年のパソコン学再び第3回「インストールする」のためのイラスト

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不良少年のパソコン学再び第3回「インストールする」のためのイラスト
1993
480×580ピクセル
雑誌「ASAhIパソコン」朝日新聞社 1994年2月15日号 (no.121) p.115
Courtesy Gallery Cellar

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こないだコンタクトレンズを新しく作りました。

私は高校・大学時代はお金がなくて、
コンタクトレンズなんて作れなかったんです。
だから会社に入って、最初にもらったお金で買ったのは
ハードのコンタクトレンズ。
ソフトのコンタクトレンズは、度がなかった(笑)。

それからライターに転職してからも、ハード愛好者でした。

ところが!ある日、眼科医である中ザワさんに、
「ハードのコンタクトレンズを片方落としてしまった」
と言ったら、
「えっ!いまどきハード?今って使い捨てソフトの時代よ」
と言われたのでした。

というのと、ぜんぜん話が違うハードとソフトの話。
パソコンとコンタクトレンズじゃ、こんなに意味が違うのね。


2007年03月15日

鳩の目TV32「ぐにゃっとなる前に、考えたい舘ひろし」のためのイラスト

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鳩の目TV32「ぐにゃっとなる前に、考えたい舘ひろし」のためのイラスト
1996
170×151ピクセル
雑誌「鳩よ!」マガジンハウス 1996年11月号 p.25
Courtesy Gallery Cellar

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りっちゃんへ

昨日はおつかれさま。
話に出てた、中ザワさんが描いた「舘ひろし」を見せるね。
あまりにも似てないよね。

昔もいまもテレビを見ない中ザワさんは、
舘ひろしの顔を知らないで描いてたみたい。
それをアルバイトの子に見せて、指導を受けてたんだって。
ひどいよね。

なんで舘ひろしの話になったんだっけ?
忘れちゃったけど、
たしかうちのハハと同じ年なんだよ。
若い?どっちが???

また飲もうね!バイバイ!



2007年03月14日

19235枚の硬貨から成る41193円 (金額第二四番)

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19235枚の硬貨から成る41193円 (金額第二四番)
2002
硬貨、接着剤、布
発表歴:2003「VOCA展2003 現代美術の展望-新しい平面の作家たち」上野の森美術館、ほか
受賞歴:VOCA展2003 奨励賞
第一生命保険相互会社蔵

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今日は上野の森美術館では「VOCA2007」のシンポジウム&内覧会です。
一般公開は明日15日からですが、
藤田はいちおプレスなので今日見に行こうかな〜と思ってます。

「VOCA展」とは・・・
40歳以下の若手作家支援を目的とした、平面作品の展覧会。
審査員が選考委員を選び、選考委員が作家を推薦、
作家が出した作品を審査員が審査してVOCA賞、奨励賞などを選ぶ、
というユニークなシステムを取っているのが特徴です。

2003年のVOCA展では、中ザワさんが奨励賞を取ったんですよね。
それが、本日の一品です。
私、どこに展示されていたかさえも、覚えています。

というか、その前年、私は美学校の仲間たちと中ザワさんとで旅行に行ってました。
愛媛の僻地で、映像作家の大木裕之さんと出会い、
大木さんと中ザワさんは「VOCAに出す」話をしていました。

そのあと、中ザワさんはニューヨークに行ってしまいました。
当時私は中ザワさんのことを「遠い場所に行ってしまった」と思い、
毎月の「方法メールマガジン」が送られてくることだけでしか、
中ザワさんのことを思い出すことはありませんでした。

VOCA展を上野の森美術館に見に行ったとき・・・。
階段を昇り、軽くらせん状になっている2階の会場をくるりと回り、
もうひとつの階段を下りるまでの間にあった中ザワさんの作品を見て、
夏の記憶を思い出しました。そして、叫び声を上げました。
(左手の隣の隣に大木さんの作品があったのも覚えてます)

幕のような大きな布に張られた硬貨、その量と大きさには圧巻!!
奨励賞だからとかなんだとか言うのではなく、これはヤラレたと思いました。
中ザワさんの「金額」シリーズの中でも、この一品は傑作のひとつだと思います!!
・・・ちなみにそのあと、私の地元にある大原美術館でも見た記憶アリ。

今年のVOCA展も楽しみですね。

VOCA2007 チサイノボヤキ


2007年03月13日

KARAOKE

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KARAOKE
1990
640×640ピクセル
(株)徳間ジャパン発行「'90ビッグヒット演歌カラオケ・ベスト10」 のCDジャケットに使用された作品
Courtesy Gallery Cellar

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「ええっ!なにこれ!」
画像をもらって藤田はびっくりしました。

「まだカラオケボックスがなかったころ、
 バーとかで中小企業のオジサンたちがカラオケでデュエットしてるところ」
と中ザワさん。
「背景は、いまだからいえるが別の作品の使い回し。
 ボツになった、とある百貨店のクリスマス包装紙図案。
 CGなのでそのうえに人物をペタン、とペースト。
 なんて術も、まだ当時は最先端なので新鮮だった時代」
というマメ知識(?)もいただきました。

えー、それにしては、ダサすぎ、イケてない!ですよぉ。

そうはいっても、この背景のぐちゃぐちゃさは私好きよ。
右上に脳波みたいなの見えるし。
ねぇ、あなたは?
・・・と書いてる文章がデュエットカラオケの歌詞みたいになっちゃった。
私もダサい、イケてないわ。

2007年03月12日

鳩の目TV37「みんなそんなに感動したいのか、伝記ものベスト」のためのイラスト

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鳩の目TV37「みんなそんなに感動したいのか、伝記ものベスト」のためのイラスト
1997
170×151ピクセル
雑誌「鳩よ!」マガジンハウス 1997年4月号 p.25
Courtesy Gallery Cellar

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ときどき中ザワさんのことを「難しい」と言う方がいます。
そうかなあ。
私は7年くらい前に美学校で会ったときから、
「難しい人」というより「面白い人」という気がしていますが。

そんな誤解を解きます、本日の一品。
“伝記”の話に“電気”の絵。
・・・中ザワさんは、そういうダジャレが好きな人です。

アーユーライト?
この場合は「light」ではなく「right」ですね。
ちょっとひねりすぎました。


2007年03月11日

中ザワヒデキ侯爵のやさしくアート講釈5 「日本の最重要現代美術「もの派」とは?」の図版

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中ザワヒデキ侯爵のやさしくアート講釈5 「日本の最重要現代美術「もの派」とは?」の図版
1991
270×300ピクセル
雑誌「Tokyo Walker」角川書店 1991年6月4日号 p.87
Courtesy Gallery Cellar

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中ザワさんが連載をしている、朝日新聞「Be」も早くも10回目。
今日、中ザワさんが取り上げているのは、関根伸夫「位相−大地」です。
本日の一品も同じく「位相−大地」、違いがありますね。

それもそのはず、
朝日新聞「Be」は、実際の関根伸夫「位相−大地」の作品写真で、
本日の一品は、中ザワさんがバカCGで描いたものです。

雑誌「Tokyo Walker」では、何度も中ザワさんは連載をしていますが、
この一品は、中ザワヒデキ侯爵という人による連載の文章につけられていた図版です。

ところで、関根伸夫「位相−大地」のことを初めて知ったときって、
すっごいショックというか、驚きというか、びっくりしますよね。
私も「え゛!掘ったの?この筒状のものと同じ大きさ・深さで?」と、
まさに目からウロコ、鼻から牛乳状態。

中ザワさんが何度も取り上げてるってことは、
きっと中ザワさんも目からウロコ、鼻から牛乳状態だったんでしょうね。
・・・中ザワさんの目からウロコや鼻から牛乳は出ません、
でも中ザワさんの脳からは、脳波を出します、見えます。
ということで、朝日新聞「Be」の「脳で視るアート」も、ぜひお読みくださいませ!


2007年03月10日

風景

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風景
1979
45.5×53cm
油絵具、カンバス
発表歴:1980 栄光学園高等学校創立記念祭(神奈川)
Courtesy Gallery Cellar

・・・・・

季節の変わり目ですね。
だんだん緑が目に入ってきて、花が咲いてきました。
春生まれの藤田は、
毎年この季節は「生まれる」気持ちになるものです。

中ザワさんの作品に、
そんな“風景”を見つけました。
細っちい白樺や木立が、湖畔に映っています。
手前には小さな花々が咲き乱れています。

うーん、
どこか遠くへ行きたくなりました。


2007年03月09日

不良少年のパソコン学再び第2回「起動する」のためのイラスト

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不良少年のパソコン学再び第2回「起動する」のためのイラスト
1993
480×580ピクセル
雑誌「ASAhIパソコン」朝日新聞社 1994年2月1日号 (no.120) p.121
Courtesy Gallery Cellar

・・・・・

ここ数日、朝、少し寒くて一息で起きれません・・・。
本日の一品のように、がばっと起きて、ザッザッザッと出掛ける。
しかも短時間で!
うらやましいことです。

そう思いながら、私自身は今日も二度寝へ突入。
これって「再起動」しないと起きれない、ってことでしょうか?
んー、パソコンに生まれなくてヨカッタ。


2007年03月08日

HAPPY TALK「RUN」のためのイラスト

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HAPPY TALK「RUN」のためのイラスト
1991
275×1280ピクセル
雑誌「HAPPY TALK」 (株)アスク講談社 1991年2月1日号 YEAR1,2号/通巻第11号 pp. 1-5
Courtesy Gallery Cellar

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「こんなこともしていたんだよ」と見せてくれたのは、
英語の教育雑誌のイラストです。

本日の一品は「RUN」という単語の説明のためのイラストです。
中ザワさんが駆け出しのイラストレーター時代のオシゴトらしく、

パソコンがまだ目新しいころのイラストだけに、
どこかぎこちないです・・・。

でもこういった作品をきっかけに
イラストレーターとして活躍していった、なんて。
初心忘るべからず。
ですかね。


2007年03月07日

名画のつづき その9:岸田劉生/童女舞姿

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名画のつづき その9:岸田劉生/童女舞姿
1991
1580×303ピクセル
雑誌「Tokyo Walker」角川書店 1991年9月3日号 p. 87
Courtesy Gallery Cellar

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ありました、劉生。
昨日の一品の続きのシリーズです。

2月12日13日の一日一品もそうですが、
麗子を描いた作品は、
やっぱりこういう妄想を抱かせてしまうのですね・・・。

私も小学校の廊下にあった「麗子像」を見て以来、
こんなかんじのおどろおどろしさを持ち続けております。

ああ、怖っ。


2007年03月06日

名画のつづき NO.13萬鉄五郎−雲のある自画像

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名画のつづき NO.13萬鉄五郎−雲のある自画像
1991
1580×303ピクセル
雑誌「Tokyo Walker」角川書店 1991年10月1日号 p. 95
Courtesy Gallery Cellar

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藤田はいま、週刊誌2誌のアート欄を書いています。
中ザワさんに「週刊誌は大変だよねぇ」と言われるのだけど、
実はそんな中ザワさんも週刊誌に連載を持っていたそう。
「何を描いてたんですか?」と聞いたら、
いくつもやってたらしく、
その中から出してもらったのが、本日の一品である「Tokyo Walker」。

数コマのマンガ形式で、名画のそのあとをテーマにしていたみたい。
今回のは、萬鉄五郎の自画像ですね。
えっと、どこ所蔵だっけ?
「真夜中の大原美術館展に出したから、大原美術館所蔵だよ」と中ザワさん。
え゛?
じゃあ、2月12日13日に紹介した岸田劉生の作品もあるの???




2007年03月05日

伊集院光のOh! デカ大百科「PART9 魂を売り渡せ!」のためのイラスト(全14点のうちの1点)

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伊集院光のOh! デカ大百科「PART9 魂を売り渡せ!」のためのイラスト(全14点のうちの1点)
1993
500×420ピクセル
単行本「伊集院光のOh! デカ大百科」(株)ニッポン放送出版 1993年03月31日発行 pp. 120 - 136
Courtesy Gallery Cellar

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中ザワさんがイラストレーター時代に描いたものが入ったダンボールから、
「伊集院光のOh!デカ大百科」という単行本が出てきました。

なにをかくそう、私はラジオ好き。
中学だか高校だかのころ、
“オペラ歌手”だった伊集院光が
オールナイトニッポンの第二部でしゃべっていたのが好きでした。
(注:ルックスとかぜんぜん知らずに面白いなって思ってた)

それから伊集院光が「Oh!デカナイト」という番組をするようになったのですが
たしか東京でしか聞けなくて・・・
という当時のことを、この単行本で思い出したのでした。

でー、
本日の一品は、このラジオ番組の
「××したら、いくらになる?」というコーナーで、
「トイレットペーパーの代わりに紙やすりでお尻を拭いたらいくら?」
という投稿に基づくイラスト。

中ザワさんたら・・・いろんなシゴトされてますのぉ。


2007年03月04日

三五目三五路の盤上布石絵画第二番

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三五目三五路の盤上布石絵画第二番
1999
77×77×36.5cm
碁石、塩ビフィルム、アクリル
撮影:黒川未来夫
発表歴:1999 個展 ギャラリーNWハウス(東京)、2000 「メディアセレクト2000」名古屋港・ガーデンふ頭20号倉庫、2001 「第六回北九州ビエンナーレ〜ことのはじまり」北九州市立美術館
Courtesy Gallery Cellar

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今日の朝日新聞「Be」では、
1月16日の一日一品ブログで既に挙げている
「三五目三五路の盤上布石絵画第一番」が掲載されています。
今日の一品「第二番」は、「第一番」の続編。
理屈は同じで、碁の「セキ」という状態を、
ふつうの碁盤(19×19の「十九路盤」と言います)ではなく、
特別仕様の35×35の大きな碁盤で繰り広げています。

碁のルールをうまく理解していない私。
説明を聞いてると「セキ」って、ひどい状態なんです。
こんなに大きな碁盤なのに、
「次の一手」を打った方が負けちゃうんです。
お互いの顔色を窺いながら、「次の一手」を打つのを待っている。

「セキは男女のもどかしい状態に似てるんだよねぇ」
ほくそ笑む中ザワさんなのでした。

ポートフォリオ


2007年03月03日

鳩の目TV25「カッコいい男はこんなふうに齢をとっていくんだ」のためのイラスト

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鳩の目TV25「カッコいい男はこんなふうに齢をとっていくんだ」のためのイラスト
1996
170×151ピクセル
雑誌「鳩よ!」マガジンハウス 1996年4月号 p.25
Courtesy Gallery Cellar

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藤田「中ザワさん、イラストレーターって言うからには、
   雑誌のカットも描いていたんですか」
中ザワ「もちろんだよ」

と見せてくれたのが、本日の一品です。
1993年から1998年まで、
毎月「鳩よ!」の「鳩の目TV」というコラムに
中ザワさんは、モノクロイラストカットをつけていたのです。
全部で56回(!)もやったそうです。

藤田「長期ですね!同じライターさんだったんですか?」
中ザワ「ううん、ライターは何回か交代したよ。
    このときはペリー荻野さんの原稿につけたジュリーのイラストだよ」

ジュリー?
・・・ああ、沢田研二ね。
中ザワさんと年齢差を感じる、藤田でありました。


2007年03月02日

セルフポートレート(大ボケツ第三番)

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セルフポートレート(大ボケツ第三番)
1990
369×517ピクセル、93.5×130.7cm
紙にデジタルプリント、スチレンパネル、カンバス
撮影:黒川未来夫
発表歴:1990 個展「大ボケツ」HBギャラリー(東京)、2000 個展 佐野画廊(香川)、2001 病院ギャラリー(愛媛)、2005 個展「中ザワヒデキの展開展: 1990年から96年までのバカCG」ギャラリーセラー(名古屋)
Courtesy Gallery Cellar

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中ザワさんの家に、とある郵便物が届きました。
ポストからおもむろに取り出した小さな封筒には、
「T」という女性の名前が書いてありました。
「Tさんはこの間の岡崎や蒲郡で僕の作品を見てくれた人だ」
と中ザワさんは思いながら、家へ戻り、封を開けました。

入っていたのは、一枚のポストカード。
描かれていたのは、17年前の自分のポートレイト。
そう、本日の一品です。

Tさんは学生時代、中ザワさんのことを知らずに、
ただその画風に魅かれてポストカードを買っては友達に手紙を書く、
という少女だったよう。
初めて岡崎の対談で中ザワさんを見て、
過去の中ザワ作品に自分の青春時代に触れたものがあることに驚き、
この「大ボケツ第三番(SELFPORTRAIT-SUMMER)」のポストカードを使って、
中ザワさんにお礼かねがね手紙を書いてしまいました。

一方、中ザワさんは、
タイムマシーンではなく封筒に入ってやって来た、過去の自分と期せずして対面。
Tさんの青春時代の思い出を知る由も無く、しばらく呆然となってしまいましたとさ。


2007年03月01日

社長の春

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社長の春
1993
1075×810ピクセル
発表歴:1993 グループ展(題名調査中)ギャラリーアートワッズ(東京)、1999「大ボケツ2」ピンポイントギャラリー(東京)
Courtesy Gallery Cellar

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3月です。
♪はーるがきーた はーるがきーた どーこにーきたー
と浮かれていたところ、
中ザワさんから届いた本日の一品。
その名もずばり「社長の春」。

中ザワさんは「アロアロインターナショナル」という会社の社長でもあります。
この作品は、社長業をやっているイラストレーターやクリエーターを集めた展覧会で発表されました。

「社長」っていうだけで、運転手つきのベンツがあったり、水着の美女が近寄ってきたり。
会社名にインターナショナルってあるから?
ピラミッドにスフィンクス、富士山にロケットと、グローバル&ユニバーサル。

実際、社長ってこんなんじゃないと思いますけどね、はい。

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この画像のT.P.プリントが発表されたことがあります。
2005 個展「中ザワヒデキの展開展:1990年から96年までのバカCG」ギャラリーセラー

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